「ジュースクレンズ」は今やセレブやモデルだけでなく、美容や健康に関心のある男女に広く浸透しているデトックス手段。
正統な「ジュースクレンズ」じゃないけど、それっぽいことを最近続けていて、結構いい効果が出ているので、ちょっとそのことを今回は書いています。効果には個人差があるのであくまで参考にという感じですが、興味があったら試してみてください。
セルビアの友人から教わったシュルツ博士の健康法
秋ごろ風邪をひいたのですが、その時にあるセルビアの友人から、「シュルツ博士」という人の健康法を実践しているのだという話を聞きました。
あとでネットで調べて分かったが、シュルツ博士というのは、「自然の力であらゆる病が治る」と提唱している人。
本人も若いころ、「心臓病で今すぐ手術をしなければ死ぬ」と言われるほどの難病を抱えていたそうです。
手術のために入院したら、自分と同じ病を抱えた若者が手術のせいで亡くなってしまい、それを聞いて病院から逃げ出すことに。そしてひたすら自然療法で治すことに徹し、実際に完治した(!)とのこと。
日本で比較的よく知られている「ゲルソン療法」に似たような感じかも。
そのシュルツ博士による健康法は結構食べていいものと悪いものが決まっていたり、厳格に守るのがなかなか難しいですが、
セルビア人の彼女はそんなに厳しく守っているわけではなく、「大体」こんな感じ、というエッセンスを汲み取って実践している感じでした。
具体的には
- リンゴ、人参、ビーツ、ニンニクまたはしょうが、レモンをジューサーでジュースにして毎朝飲む
- 温冷シャワーを毎日浴びる
- 適度な運動
- 白砂糖と小麦粉、肉類は極力取らない
という感じ。(セルビア人にして肉を極力取らないっていうのはなかなかスゴイ)
※本格的なのはジュースクレンズと似て、3日間ジュースと水だけ、あるいは1~2週間、(癌の克服なら1か月)ジュースだけで過ごすプログラムがある。
これまでこういう健康法になびくタイプではなかったのだけど、彼女に言われたら何だか効果ありそうな気がしてしまったんですね。
なんといっても、彼女は50代半ばくらいなのに、いつもピンピンしていて、元気いっぱい超アクティブ。
背筋もピンとしていてヒール靴でガンガン歩いても疲れを知らないような人。
一緒にピクニックに行ったときなど、他の大人は座ってコーヒーやビールを飲んで談笑するなか10代、20代の若者たちに混ざって走り回っていました。。いやはや。
そんな彼女も、この健康法を始めるまではコレステロールその他の数値にいつも問題があり、体重も多め、そんなに元気には動けていなかったそうな。
まぁピラティスもやっているのでその効果もプラスされて元気なんだと思うけれど。
そんな
- 少々押しの強い彼女の宣伝
- 自分の健康状態をもう少し元気にしたいという思い
- 夫がこういうタイプの健康法が好き
という条件が重なって、風邪が治った直後に早速ジューサーを買い生ジュース健康法を実践することに。
始めたのが約一か月前の10月半ばすぎ。
いざ実践
最初の2週間は意識的に1日3回くらいジュースを作って飲んでました。
その分、通常の食事を減らしたり、肉の代わりにナッツ類を多く食べたりなどもし、ビタミンと良質のミネラルをたっぷりとるようにも心がけ。
ジュースはリンゴとニンジンをベースに、
- ショウガ、レモン
- ビーツまたはかぼちゃ
を追加したものが多かった。ビーツはかなり健康に良いのだが、やはり独特の土っぽい味があるので毎日は続かないですね。
最近は人参・リンゴ・レモンで最低2日に一度は飲んでいる感じ。
冬場のセルビアはオレンジの値段がぐっと下がるので、12月に入ってからはオレンジの生絞りジュースと交互に。
ジュースと同時にもう一つ重要な冷温シャワー
同時に始めたのが冷温シャワー。日本語で正しくはなんていうのでしょうかね?
要するに熱いのと冷たいのを交互に浴びるシャワーのこと。こうすることで末端まで血の巡りが良くなり、ジュースから取り入れるビタミンやミネラルが隅々まで届くそうな。
体の痛むところがあるならそこを特に 重点的に。40度以上のシャワーをあて、その後一気に冷水、を数回繰り返す。
最初はそれはそれは心臓が止まりそうなくらい冷水シャワーが辛かったですけど、一度慣れると気持ちいいもので、結構やみつきに。
コツは42度くらいのかなり熱めのシャワーを浴びて「うぅ熱い~~」と辛くなってきたころに一気に冷水に切り替えると冷たいのが心地よくなります。
もちろん湯船があれば、こんなことやらなくても、ゆっくり温まって体の芯までぽかぽかになれるのだけど、我が家はヨーロッパのよくある家庭らしく、シャワーしかない。これが結構きつい!ので、この方法は入浴の代替としてかなりありがたい発見でした。
白砂糖を摂らない生活は、以前体調があまりよくなかったころに一度やっていたのですが、最近元気だったことと、セルビアに来てから美味しいチョコレートやデニッシュ、チーズケーキなどの魅力にやられて大分自分を甘やかしていた。ダメだね、やっぱり。
感じた効果
2か月半くらい経ってみての感想は、「思ったより凄くいい!」という感じ。
具体的には
- 何をやっても1年くらいずっと治らなかった主婦湿疹がほぼ完治
- 快腸になった(毎日スッキリ)
- 舌苔が無くなった(疲れで現れることが多かったけど、きれいなピンク色の舌になり嬉しい変化)
以上が顕著に表れた効果。
その他では、ひと仕事終わって疲れたなと思ったとき、今日はぐったりだな…と思った日に意識的に頑張ってジュースを作って飲むと、スーッと疲れが抜ける感じがします。
筋トレや運動ももう少しちゃんと定期的にすればだいぶ良くなるのではないかと。
特に意外だった嬉しい効果は、右手のしつこい主婦湿疹がほぼ治ったこと。
いわゆる「湿潤型」と言われるタイプの主婦湿疹で、一番ひどかったときは、料理などで少し水に触れたり、手を洗った後でも小さな水泡ができてそこから言いようのない痒みがでていました。
ゴム手袋を使うよう気を付けていても、何をどう頑張ってもあの非常に強い痒みには耐えきれず、良くなったと思ったら悪化を繰り返すばかり...。
1年前の冬に発症してから、ずっとそんな感じで、このまま治らないんじゃないかとさえ思っていたのですが、ジュースを飲み始めてから不思議と痒みが収まりました。
痒みが無くなると当然触ったり搔いてしまうこともなくなり、毎日目に見えて良くなっていきます。
家事をするのも断然楽になった!ありがたい。
数回、痒みがでてこれはまずいと思った時だけステロイドの入った塗り薬をつけたものの、それくらいで、最近はNiveaの青缶クリームだけで全然OK。
舌苔がなくなった&毎日快腸なのはもうジュースのおかげで腸内環境が改善されたおかげですね。
この1か月何冊か健康に関する書籍を読んでみて、最近よく言われているのは「腸が元気だと全身元気」みたいなことですが、まさに生ジュースのおかげで腸内環境が改善されたことがこういう風に体に現れるのか、と本当に不思議。
シュルツ博士のメソッドを私も読んでみましたが、彼の言っていることでよかったのは、ジューサーは低圧縮式のスロージューサじゃないとダメとか、野菜は無農薬野菜じゃないと絶対ダメとか言っていないこと。
自分の周りで買える一番新鮮でよい野菜・果物を買うよう心掛け、ジューサーは自分の予算で買えるものでいいからとにかく買って生ジュースを飲み始めるようにと勧めているんです。
だって、スロージューサーは高いし、毎日飲むのに無農薬野菜を買いにいくのも大変。
経費だってそれなりにかかってしまいますからね。。
そういうことが理由になってこの健康法をあきらめることがないようにと。
飽きっぽい私が未だにジュースを作って飲んでいられるのは、そういう「完璧主義」にしないでいいやと思えているからだな~と。
私が使っているのは外国製品なので同じものは日本にないですが、機能や形状などでは以下の写真のような商品です。残念ながらAmazonではすでに在庫切れで再入荷の予定もないようですね…。
一つ難点は、洗うのが結構面倒くさいので次買うなら「楽に洗える」という視点で選ぼうと思ってます。
もっと機能性の良いもの、あるいはスロージューサーを買える余裕があるなら、もちろんそれに越したことはないですが、まずは安いのでも買って、効果を自分で経験してみるという方法が良いのではと思います。
2023.3.14追記:スロージューサーは何万円もするものばかりだと思っていたのですが、こちらの商品はお手軽価格でレビュー評価も高かったです。
こんにちは。主人の関係でベルリンに5年ほど住んだことあります。セルビアにお住まいなんですか!私欧州一周していますが、旧ユーゴはスロベニアとクロアチアしかない…セルビア語話すのですか?情勢はいかがです?4月のGWに行こうかと目論んでいます。(日本は今年のGW、皇太子の即位の礼の関係で10日も休みなんですよ~)
ニンジンジュースの効果を調べていたらこのブログ見付けちゃいました。
面白いので全部読んでいます。
また遊びに来まーす!
みゅこさん、初めまして。ブログ読んでくださって、コメントもありがとうございます!
今セルビアに住んで3年ちょっとになります。セルビア語とロシア語は同じスラブ語系で結構似ているので、ロシア語で苦しんだ後はセルビア語はだいぶ楽に学べている感じです(笑)
みゅこさんは5年もベルリンにいらしたんですね~。
セルビア(ベオグラード)はヨーロッパとトルコとコミュニズムが入り混じった雑多な感じで、ドイツやスロベニアとクロアチアのような風光明媚なところはあまりないですが、
個人的には外国人に親切な人が多く、住みやすいと思っています。
中心部はスリが多いと大使館からも注意が喚起されているのと時々デモが行われるくらい(これはヨーロッパどこでも同じようだと思いますが)で、情勢は落ち着いていると思います。
夜も人通りが多いところはさほど心配なく歩き回れます。
セルビア、マケドニア、モンテネグロあたりをまとめて周るのも面白いと思います!ぜひ検討してみてください^^