独学におススメ!ロシア語ネイティブの発音を真似しながら楽しく会話の練習ができるオンラインツール

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今回はタイトル通り、ロシア語ネイティブの発音を真似しながら楽しくロシア語会話表現を練習し覚えられる、画期的なオンラインツールを見つけたので、それをご紹介したいと思います。

ロシア語会話を学ぶのに「発音して覚える」ことにこだわった理由と、このオンラインコースの優れた特長、メリット、デメリットも含めてまとめてみました。

発音の練習をすることの大切さと難しさ

以前に書いた記事「ロシア語をできる限り早く習得するための5つのヒント」の中で、ロシア語は日本人にとって目も耳も慣れていない言葉だらけ、だからまずは単語力をつけることが大事。そして会話を重視してロシア語を習得したい場合は発音の練習はマスト、ということを書きました。

その記事を書いてから1年半も経った今も、ロシア語の習得には、単語をこつこつと覚えていくことと、発音の練習を怠らないことは、本当に大事だなと思っています。

ロシア語会話がメインの場合はもちろん、ロシア語の文章を読むことが重視されるような場合でも、正しい発音で(=頭の中で正しく発音しながら)読めると、読むのが楽になりますし、新しい単語も覚えやすくなったり、知らない単語でも意味を推測しやすくなったりします。

ただ、発音の練習で壁になるのは、やはり日本にいると「発音せざるを得ない」機会が明らかに少ないことではないかと思います。私も、周りがロシア語ばかりの現地に行ったら、自分でもわかるくらい発音がよくなっていきましたが、日本で日本人のロシア語の先生に週1回程度習っている状況ではは、どれだけ頑張っても限界がありました。

日本にいるときに私がやっていた発音の練習方法といえば

  1. 新しい単語を覚えるときに、電子辞書の音声で聞いて真似してみる
  2. オーディオ付きの参考書を使って、例文を聞きながら発音してみる
  3. ロシア語の先生の発音に倣って練習(週一回のレッスンの時のみ)
  4. RussianPod101というオンライン講座のオーディオを聞いて発音する

といったような感じです。

4番目のオンライン講座はロシア語圏に旅立つ直前の2~3カ月に駆け込みでやっていたのですが、ほかの3番目までの方法よりは楽しくやれていた気がします。

参考書や電子辞書の音声を聞いて練習するのは、もちろんそれはそれで大事なのですが、なんせ「面白くない」のが問題でした。修行のような感じ。ロシア語の先生は日本人でもロシア在住経験もおありで発音は良かったように思うのですが、レッスン自体は週一回、日本語ベースなのでやはり発音を練習するといっても量、時間ともに不足していました。

このブログにもロシア語会話の記事を時々書いていますが、発音をカタカナで書くことには時々ジレンマを覚えます。せっかく例文を載せても読み方が分からないとつまらないだろうなと思う反面、カタカナではとても表現しにくいロシア語の発音もあり、どこまで正しく伝わるか、ということには疑問を感じてしまいます。もちろん、イントネーションは聞かなければわかりません。

かといって、ネイティブでない私のロシア語の発音を録音するのは論外、夫はロシア語ネイティブですが、すごく早口で聞き取りにくいロシア語を話すので、この選択肢もアウト…という感じで、これまでは電子辞書や参考書の音声を参考にする、ネイティブの先生に習う、といったことをお勧めしていました。

しかし、電子辞書や参考書の音声を参考にするのが「面白くない」のは実体験済み。

ロシア語会話を習得するのが今後の生活において超重要(移住や仕事・結婚などで)なのであれば、コストをかけてもネイティブの先生に習うのが一番ですが、そこまでではない場合は、オンラインレッスンに毎月それなりのコストをかけるのには二の足を踏んでしまうかもしれません。

楽しくゲーム感覚で発音しながら、正しい発音で会話表現を練習できる画期的な方法

前述のような背景から、今回、オンラインロシア語講座で「発音」して「会話を覚える」という目的に合ったものはないか、と探してみました。以前使っていたRussianPod101をはじめ, 完全無料のDuolingo,月額制のBabbelやFluentUなどなど、トライアルを申し込んで見てみましたが、その中で個人的に一番よかったのがRocket Russianという講座です。

注:BabbelやFluentUも優れたオンラインコースです。が「発音して練習して覚える」という目的にかなったオンライン講座とは少し趣旨が違ったので今回は選びませんでした。Duolingoは無料なのが魅力ですが、再生する音声の発音が若干「あれ?」となったり、露英、英露の訳に疑問が残るときがあり、気分転換に使ってみるくらいにとどめるのがいいと思います。RussianPod101もよいオンライン講座なのですがコンテンツとサイトが煩雑で使いにくいのが難です(以前使ったときもそうでしたが…)。

Rocket Russian のトライアル申し込みはこちら

RocketRussianとはどんな講座なのか、私が特によいと思ったところを以下で簡単にご紹介したいと思います。

インタラクティブ・オーディオレッスン

「インタラクティブ」とは「双方向の」という意味ですが、まさにRocket Russianの講座の醍醐味はこの「双方向」に行えるオーディオレッスンです。どういうことか、というと、

  • ネイティブが発音する会話文を聞く
  • 自分がその会話文を発音する(発音チェックあり)

という風に、「聞いて」「発音する」という動作を繰り返しながら会話の練習をすることができるんです。

具体的には、以下のような画面で練習をします。

  1. 左上の再生ボタンをクリックして、ネイティブが発音する会話文を聞く
  2. 左下のマイクボタンをクリックし、自分が会話文を声を出して読む(録音される)
  3. 右上に何パーセント正しく読めたかが表示される。間違った箇所があった場合は赤文字で表示される。例えば、下のキャプチャ画像では、их、сноваを間違えて読んでいたため赤く表示され、間違いがどのような単語に聞こえるか(еще、самого)が表示されている。
  4. 右下の再生ボタンをクリックすると、自分の発音を確認することができる

自分が発音して読んでいるときは以下のような表示になります。

会話文を一つ一つ練習した後は、Play As Natalya または Play As Steward のボタンをクリックして、会話全体を通して練習します。

例えば、Play As Natalya のボタンをクリックすると、自分はNatalyaが話す部分を読み、続いてネイティブの音声がStewardが話す部分を話し、…という風に、交互に会話形式でやり取りをします。この際も発音チェックが行われ、トータルで何パーセント正しく読めたかが最後に表示されます。

下の例では Нет, извините. Вы голодны? の голодны の部分をあえて読まなかったのでその一文に65%の評価、Steward役全体では83%の評価がついています。

面白いのは、発音チェックの難易度も3段階で設定できることです。機械による音声認識レベルを調節し、初心者はEasy、上級者はHardを選ぶことができます。

筆記体の書き方を覚えられる動画

ロシア語は英語よりもずっと筆記体が多用される言語です。なので、正しい書き方を動画で見ながら練習できるのもよいと思います。以下のような感じでアルファベットごとに書き方を見ることができます。ロシア人の筆記体は到底読めない走り書きが多いですが…。

これなら覚えやすい!単語を聞き取ってタイプし、さらに発音チェック

これもまた「インタラクティブ」だな~と思うメニューです。再生ボタンをクリックして聞こえてきた単語をロシア語でタイピングします。Revealボタンをクリックすると結果が表示されます。

これがRevealボタンをクリックした後の表示です。さらにマイクをクリックして単語を発音し、発音チェックをすることができます。

この問題が簡単だったらEasyボタンを、ちょうどよかったらGoodを、難しかったらHardをクリックします。すると、それに合わせて次の質問を簡単にしたり難しくしたりと調整してくれます。これだと難しすぎていやになることも、簡単すぎて飽きることもないのがいいですね。

クイズ形式で理解度をチェック

以下のようなクイズ形式で、正しい英訳を選ぶというコーナーもあります。息抜きによさそうです。

少しでも雰囲気が伝わったでしょうか。個人的には非常によくできたオンラインコースだと思います。もちろん、デメリットと思える点もありますので、以下に私が見るメリットデメリットをまとめてみたいと思います。

Rocket Russianのメリットとデメリット

メリット

  • ロシア語会話を目で見て、ネイティブの発音を聞き、自分で読んで発音し、発音をチェックして練習できる。だから覚えやすいし練習しやすい。
  • 基本会話のほかに、旅行用の会話表現を覚えられる
  • 文法やアルファベットの書き方なども勉強できる
  • ネイティブの発音が自然で聞き取りやすく、真似しやすい(フォーマル過ぎない)
  • クイズ形式のものなど、楽しみながら学べる
  • モバイルアプリに対応しているので隙間時間に勉強できる
  • 価格が良心的(かつ1回の支払いのみでずっと使える)

デメリット

  • 英語に壁を感じる人は使いづらい
  • トライアルで利用できるのはほんの一部のレッスンのみ

デメリットに挙げましたが、「英語が苦手で…」という方にはやはり使いづらいかと思います。ただ、私はロシア語を学ぶときに日本語とロシア語だけで勉強するより、英語を挟んだ方が理解がしやすいときがよくあったので、英語がそこそこできる方なら、個人的にはぜひトライしていただきたいと思っています。Rocket Russianのオンラインコースの使い方自体は英語であっても慣れてしまえばさほどハードルは高くありません。

英語とロシア語もそれほど近い言語なわけではないですが、やはり日本語はかなり特殊な言語なので、文法も表現の仕方も、「英語とロシア語」は「日本語とロシア語」と比べれば、似ているなと思うところが多くあります。「ロシア語のこの単語は英語だとこういうのか」「英語のこの会話表現はロシア語ではこうなるのか」と比較することで理解が深まったり覚えやすくなったり、という効果も期待できます。

まずは、自分で触ってみるのが一番いいと思いますので、このオンラインコースいいかも!?と思った方はぜひトライアルを申し込んでみてください。

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気に入ったら、早めに本バージョンを申し込むと、お得な価格で使えるようになります。

あと、発音の録音とチェックにはヘッドセットが必要になりますのでお忘れなく!