基本単語なのに随分まぎらわしい!?「学ぶ」という意味のロシア語 Учить, Учиться, Изучать の違い 0

ロシア語を学んでいる人なら、かなり早い段階で教わるであろう「学ぶ」「勉強する」を意味するロシア語の単語、 Учить と Учиться と Изучать。特に深く考えずに使っていたのですが、ふと先日、この場面ではあの場面では…と考え始めたら深い深い。

特に、Учить という言葉は場面によっては「学ぶ」ではなく「教える」という意味にもなってしまう、かなり意味不明な単語です(汗)。以前、ロシア人の友達に英会話の練習相手をさせられることが時々あったのですが、I study English. というべきところを、I teach English. と間違えるケースがよくあり、頭の中が「????」でいっぱいになっていました。今考えると、辞書を見てこのУчитьの英訳をTeachと間違えていたんだろうなぁと…。

ということで、今回はУчить と Учиться と Изучать の違いについて調べた結果から、特に分かりやすかった説明をピックアップしてまとめてみました。良かったら記事最後の原文のサイトも併せてチェックしてみてください。

 

まず初めに読み方と格変化をおさらい

まずはУчить, Учиться の変化形をおさらいの意味を含めて載せておきます。

  • Я учу / учусь  ヤー ウチュー/ウチュー
  • Ты учишь / учишься ティ ウーチシ/ウーチシシャ
  • Он / Она учит / учится ン/アナー ウーチッ/ウーチッツァ
  • Мы учим / учимся ムィ ウーチム/ウーチムシャ
  • Они учят / учятся アニー ウーチャッウーチャッツァ

 

Учить と Учиться の違い

Если «учить», то мы можем «что-то учить»- «я учу немецкий язык, ты учишь русский язык, кто-то учит английский язык», но мы не можем сказать: «Я учусь английский язык», тогда мы, правда, можем сказать: « Я учусь английскому языку», но это будет очень литературно.

учить という単語を使うなら、учить что という形で使う。例えば、

я учу русский язык. 「ロシア語を学んでいる」

 

一方、учиться の場合は以下のような形、учиться чему になる。

〇 正しい: Я учусь русскому языку. 「ロシア語を学んでいる」

× 間違い: Я учусь английский язык

 

つまり文法的には、учить что = учиться чему です。ただし、учиться чему の言い方はとても文学的だそうなので、日常会話では、учить что を使ったほうがよさそうです。

 

「どこで」「どんな具合に」学んでいるかを言う時はかならず Учиться を使う

мы всегда говорим «учиться», если мы говорим, где мы учимся, скажем: «Я учусь в школе», «Она учится в университете». И также мы употребляем «учиться», когда мы говорим «как»: «Он учится хорошо, она учится плохо»- вот тогда мы можем… «где и как?»- вот тогда мы употребляем «учиться»

以下のように、どこで学んでいるか、どんな具合に学んでいるか(=成績がいいか悪いか)を言う場合には、учитьсяを必ず使う。

私は学校で勉強している(=学校に通っている/小(中, 高)校生だ の意も含む)

〇 正しい: Я учусь в школе.

× 間違い: Я учу в школе.

 

彼女は大学で勉強している。(=彼女は学生だ の意も含む)

〇 正しい: Она учится в университете.

× 間違い: Она учит в университете.

 

彼はよく勉強している(成績が良い)、彼女はちゃんと勉強していない(成績が悪い)

〇 正しい: Он учится хорошо, она учится плохо.

× 間違い: Он учит хорошо, она учит плохо

 

Изучатьは学問的、Учитьはより具体的

Можно «изучать немецкий язык», можно «учить немецкий язык». Но если, скажем, какие-то слова, то мы «учим слова», не «изучаем слова, а учим». «Изучать» – это более масштабно, более большое.

英語と比較すると、
Изучать = to study, to master something
Учить = to learn something

Изучатьには「研究する」というような意味合いも含まれ、大学で何かの学問を学ぶときや、何かの科学分野について勉強するときなどに使われることが多い。言語についても изучать немецкий язык 「ドイツ語を勉強する」というように使うことはできるが、大学の外国語学科でドイツ語を勉強している、というようなニュアンスに近くなる。

一方、Учитьはより具体的でスケールの小さいことについて使うことが多い。例えば、「単語を学ぶ(=覚える)」というようなときは、я учу слова. と言うのが正しい。

 

言語を学ぶということについては、Я изучаю русский язык. よりも  Я учу русский язык. (ロシア語を学んでいます)ということのほうが断然多いように思います。

 

場合によっては「教える」の意味になる Учить

if I say, “Я учусь разговаривать по-английски”, it will mean “I ‘ve been learning to speak English” (I’m a student), but if I say,” Я учу разговаривать по-английски”, it will have the different meaning “I ‘ve been teaching to speak English” (I’m a teacher).

具体的な行動・活動が後に続く場合

前述のとおり、Учить には「学ぶ」という意味がありますが、具体的な行動・活動が後に続く場合は「教える」という意味になります。例えば、次のような場合。

「私は英語で話すことを(生徒に)教えている(=英会話を教えている)」

Я учу разговаривать по-английски.

この時の「私」は教える立場の先生ということになります。

 

一方、私は英語で話すことを学んでいる(=英会話を学んでいる)と言いたい場合は、

Я учусь разговаривать по-английски

と、Учитьсяを使うことになります。

 

誰に何を教えているかを具体的に示す場合

例えば以下のように、「誰に」「何を」という具体的な情報が入る場合も「教える」の意味になります。

文法的に言うと учить кого-что чему の場合です。

「お母さんは息子に読むことを教えている」

Мама учит сына читать.

この場合も「お母さん」は学ぶ側ではなく教える立場となります。

 

Учитьの完了体のВыучить(習得する)と Начуить(教える)

«выучить» – это глагол, когда ты учишь до конца, до какого-то результата

Учитьは継続した過程を表す不完了体の単語なので、「学ぶ」という過程にしても、「教える」という過程にしても、まだ完全に学びきっていない、教えきっていない状態になります。これに対し、完了体のВыучить(習得する)は、学ぶ過程が完了した、つまり習得した状態について使います。

例)あなたはロシア語を完璧に習得しました

Вы савершенно выучили русский язык.

 

Учитьのもう一つの完了体、 Начуить(教える)も、教える過程が完了した状態について使います。

例)お母さんは娘にケーキの作り方を教えた。(娘はもうケーキの作り方を知っていることになる)

Мама научила дочке приготовить торт.

 

 

まとめ

1.「ロシア語を学んでいる」は、Учить, Учиться の両方が使えるが、その後に来る単語の格変化に注意。

Я учу русский язык. ←こっちのほうが一般的

または Я учусь русскому языку.

 

2.どこで、どんな具合に学んでいるかを言う場合は、Учитьсяを使う

Я учусь в университете. 「私は大学で学んでいます。(大学生です)」

Я учусь очень хорошо. 「私はとてもよく学んでいます。(成績がよいです)」

 

3.Изучать は研究する・マスターするといった意味合い

Я изучаю русский язык. だと、ロシア語を学問として学んでいる、本格的に学んでいるという感じになる。

 

4.誰に何を教えているか、具体的に教える内容が説明される場合、Учитьは「教える」の意味になる。

Я учу студентом разговаривать русский язык.「私はロシア語会話を生徒たちに教えています」

 

5.Учитьの完了体 Выучить(習得する)とНаучить(教える)

Я выучил русский язык. 「僕はロシア語を習得した」

Я научила ей готовить кушать. 「私は彼女に料理を教えた」

 

参考サイト

対話形式でУЧИТЬ, УЧИТЬСЯ, ИЗУЧАТЬ の違いについて解説しています。
→ https://www.lingq.com/ru/lesson/uchit-uchitsia-i-izuchat-272851/

учить, учиться, изучить и выучить, начуить の違いについて色んな人が答えを書いているページ
→ https://www.italki.com/question/224495?hl=ru

 

注:この記事を読んでよけいに混乱したらゴメンなさい。

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