カザフスタンの地図を見ると、真ん中から少し右下のあたりに芋虫がくねってなったみたいな形の湖があります。それがバルハシ湖。(ロシア語ではБалхашと書きます。)
内陸国のカザフスタンでは、西側にあるカスピ海と消えつつあるアラル海をほかに「海」と呼べるものがありません。それでも夏、カーッと暑くなればやっぱり人間、水のあるところで遊んだり余暇を過ごしたいと思うもの。ここの人たちは海はなくても湖に泳ぎに行きます。
そしてその代表的な湖が、カザフスタン最大の湖であるバルハシ湖です。実際行ってみると海と思えるくらい大きい。向こう岸が見えない。つまり水平線が見えるってことなんです。(地平線はどこでも見れても、このカザフスタンでは水平線なんてめったに見れないので、ちょっと興奮します!)
湖だと風などによってせわしなく波がたつので、海のそばで育った私としては、海の波が砂浜に押し寄せるときのあのゆったりとしたリズムがノスタルジックで落ち着くな~という感じですが、晴れた日はとってもきれいな色で心が潤います。
そんなバルハシ湖では2mくらいもある、すんごい大きな魚(たぶんナマズ)が取れるんです。冬場は氷上での釣りもできますよ^^
ちなみにバルハシ湖の街は、ちかくに銅鉱山があって、その工場で街が成り立っています。バルハシに向かう道路から見える銅鉱山もなかなか迫力があります。(時々その工場からくるガスでスモッグになったり、環境的にはあまりいいとは実は言えないんですが。。。数日の休暇だったら人体には影響ないでしょう。)
そして、もう一つ、バルハシ湖からさほど遠くないところにある見どころ。ベクタウアタ(Бектау ата)とよばれる岩山。自然の岩が作る色々な造形が珍しく、一見する価値ありです。カザフスタンを車やバイクで縦断する計画などあったらぜひベクタウアタにも立ち寄ってみてください。
それでは、バルハシ湖とその周辺の見どころの写真をお楽しみください!
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