こんにちは!今回は現在滞在中のセルビアの首都、ベオグラードでの重要な移動手段であるバスの乗り方についてご紹介しようと思います。
ベオグラードは人口約120万人ほどの都市で、見どころはコンパクトに収まっており、歩きでも十分観光することができる。それでもやはり疲れた時や少し遠くに足を運びたいとき、川を超えて移動する場合などはバスやトラムなどの公共機関を利用するのが便利だ。
市内は相当数のバスやトラムが走っていて、番号でそのバスがどんなルートで走っているのかが分かるようになっており、上手に利用すれば安い料金で市内の色んな所に素早く足を運ぶことができる。
※地下鉄はなく、街の中心部にある鉄道駅からでているのは別の都市(国外も含む)へと移動する長距離の列車だ。
どのバスに乗るべきか
まずは自分の滞在先の近くにあるバス停に何番のバスが来るのかを把握しておこう。そうすれば、どこかから滞在先に戻りたいときに、覚えておいた番号のバスに乗ればOK^^ということになる。
乗るときは、方向を間違えないためにも、大抵のバス停にあるルートマップで目的地の方向に行く側かどうかを確認すると安心だ。
ちなみに、宿泊先や市内のインフォメーションセンターなどで、市内マップを無料でもらうことができる。地図には主要なバス停の場所と、そこに通っているバスやトラムの番号が書いてあるので、それを参考にすればかなりバスを使うのが楽になる。
あとは、誰かに尋ねるというのもよい方法。セルビア人はとても親切だとは噂には聞いていたが、英語もよく話せる人が多いし、道を聞けば喜んで答えてくれる。
バスに乗る前に・・・まずはキオスクへ!
ベオグラードのバスの特徴ともいえるが、料金はお金で払うのではなく、あらかじめキオスクで購入したバスカード(Bus Plusという)で支払う必要がある。キオスクはバス停の近くや街中によくあるので、まずはそこに行ってバスカードを購入しよう。(バスの運転手からチケットを購入することもできるが、料金が倍になるのでお勧めしない)
※前回の記事に書いたが、実際はただ乗りしている人がそこそこいるらしく、時々そういう人たちを取り締まるために係員が乗り込んでくる。その時にバスカードなしで乗っていたりすると罰金2000ディナールを課されることになるので気を付けるべし。
カードにも種類があるようだが、観光者の場合は、10回までの乗車回数の料金をチャージできる薄くてペラっとしたカード(40ディナール)がおススメ。カードをまだ持っていない場合は、キオスクでまずカードを頼み、同時に必要な乗車回数を指で示せばOK。(簡単な英語なら通じることが多い)
例えば2回分をカードにチャージした場合、カード代40ディナール+73×2=146ディナール。合計186ディナールということになる。
ちなみに、薄っぺらいカードには10回分までチャージできると書いたが、最初から10回分チャージしなくてもよく、別の時に希望の回数分を追加でチャージすることができる。10回を超えるとそのカードは使えなくなり、あらたにカードを購入することになる。古いカードを渡せばキオスクの人が新しいのに取り替えてくれるので、そういうことがあるということだけ知っておけば問題ない。
2016/4/2追記:
去年、バス代が90分間で89ディナールという風に変更になりました。90分以内であれば別のバスやトラムに乗り換えても大丈夫です。ただし、90分を過ぎたことを忘れてしまって、忘れたころに支払いチェックが入ることもあるので長く乗る場合は要注意。
また、10回チャージタイプのバスカードは廃止された可能性が高いです。なので最初に300ディナール払って普通のプラスチックカードのタイプを購入し、チャージします。このカードは3年間有効。10回分をまとめてチャージすると1回分をタダでもらえるので、利用回数によってはまとめてチャージするほうがお得かも。
※こちらのサイトも参考になります(英語)→ ベオグラードの公共交通機関の乗り方
バスカードが購入出来たらいよいよ乗車^^
バスに乗ったら・・・
目的のバスに乗り込んだら、まずは入り口付近にあるバスカードの読み取り機にバスカードをかざしておこう。読み取りが完了すると、料金と差し引いた金額が表示される。
バス内では次のバス停のアナウンスがあることもあるが、よく聞こえないこともあるし、また人が込み合っているとバスの前のほうに表示される次のバス停の案内も見えなかったりする。なので、どこで降りるのかハラハラしないためにも、あらかじめ目的地付近で目印になるもの(寺院、教会、橋、ショッピングセンターなど)を地図上で把握しておくことをおススメする。
目的地に近いのかどうなのか分からなくなったら、バス内で英語が話せそうな人に聞いてみるのもよい。(「聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」じゃないけど聞かないで通り過ぎちゃったら面倒なので・・・)
目的地付近になったらすぐに降りられるよう入り口の付近に移動して待っていよう。(日本みたいにバスが停車するまで立ち上がらないようになどという親切な指示はなく、すぐに降りれる準備をしておかないと降りれないで終わることがある)
無事に目的地についたらブラボー!ということでベオグラードのバスの乗り方でした。
では旅の続きをお楽しみください。
初めまして。
ロシア人のジェスチャーってどんなかなと検索しているうち、こちらのブログにたどりつきました。
いつかの記事、楽しく拝読しました。
次の更新を楽しみにしております。
zushio
zushioさん、初めまして。嬉しいコメントをありがとうございます。
なるほど、あまり意識してなかったですがロシア人のジェスチャー、思い浮かべてみれば日本人とは違っているところもありますね~。
新しい記事のヒントをいただきました^^
のんびりとした更新ですが、今後もどうぞよろしくお願いします。
コメントに返信いただき、ありがとうございます。
ひとつだけ、お時間のあるときに教えていただけるとありがたいのですが……
いま気になっているのは「うなずく」というジェスチャーなんです。
ロシアの方もやはり、「うん」とか、軽い同意を表現する際に日本人と同じような感じでうなずいてみせるものでしょうか?
身近にロシア文化圏の方がいないので尋ねようもなくて……。
あつかましいお願いですが、お聞き入れいただければありがたく存じます。どうぞよろしくお願い致します。
zushio
zushioさん
実は以前、戸惑った経験があるのですが、ロシア人は基本的に日本人ほどうなずかないです。
礼儀正しいロシア人の会話の仕方というものを主人に教わったことがあるのですが、基本、
ひたすら相手の話が終わるまで【黙って】【相手の目を見て】聞きつづけるのが礼儀正しいんだそうです。
(日本人からすると「反応が薄いな」と不安になるくらいの時もあります…^^;)
もちろん、日本人と同じように同意の意味でうなずくこともありますが、
日本人のように話の途中で「うん」とか「へー」とか相づちをしょっちゅう入れたりするのは逆にNGらしく、
そういうのと相まってか、うんうんと頭を縦に振るということも日本人ほどはないように思います。
あと、何かすごく感動的なこととか、(いい悪いに関係なく)驚くような話とかを聞いたときに感心や驚きの気持ちを表すためか
首を【横に】ふるということが時々ありますよ。
地方によっても少し違うかもしれませんが、私のまわりのロシア人を見ていて気付いたことを書いてみました。
何かの参考になればと嬉しいです。
また何かあれば遠慮なくコメントしてくださいね^^
ジェスチャーのこと、教えてくださりありがとうございます。
軽いカルチャーショックです。かつ、何となくロシア人に抱かれがちな気がする「無表情」というイメージ(偏見というべきか)の理由はこの辺にあるのかな、と。
でも【黙って】【目を見て】聴き続けられると、日本人の場合だんだん話すのが気が引けてくるということがありそうですね。これ話し続けてていいのかな、とか。
といって、日本人も必ずしも誠実に相づちを打ってるわけでもないですものね。ふんふんなるほど、なんて言いながら結構聞き流してたり。
巧言令色すくなし仁。相手の目を見てじっと聴くという方が誠実なのかもですね。
とても勉強になりました。
YUNAさんありがとうございます。