出産費用が無料のセルビア。現地医療サービス実体験レポート

この春、現在住んでいるセルビア共和国で長男を出産しました。タイトルにもあるとおり、現地では公立の医療機関を使うと妊娠〜出産までにかかる費用がほぼ無料私としてはかなり驚きだったので、実際「タダで産める」セルビアの医療サービスがどんなだったのか記事にしてみました。

なぜ日本でなくセルビアで産むことにしたのか

セルビアがまずどんな国かというと、旧ユーゴスラビアの解体後から経済的にかなり厳しい状況にあり、ここ数年は少し上向いてきたものの、ヨーロッパでは貧しい国の一つに挙げられる国です。

最近の医療レベルはイタリアに近いレベルになってきたとか聞いたことがありますが、現地の友人知人の話などを聞くと(医療事故のようなことばかり聞かされるので)なんとなく怖くて私達夫婦はセルビアに来てから三年間、病院にいかずになんとか過ごしてました(汗)。

こんな状況を考えると、日本に帰って出産するほうが良いのでは?と思ってしまいますし、実際、私もその選択肢を考えたこともありました。でも結局、現地で出産することにしたのはこんな理由がありました。

長期でセルビアを離れるわけにはいかなかった

そもそも子供を持つということを考えておらず、たまたま授かったため、子供ができたらどうするかということは全く考えていませんでした。夫の仕事の拠点はセルビアにあり、長期でセルビアを一緒にはなれるわけにはいきません。かといって、妊娠中~産後しばらく日本に一人で帰るとなると半年以上も家を開けることになり、それはちょっと…という感じでした。

帰国のフライトが厳しい

妊娠中でもまだ早い時期ならフライトは可能ですが、乗り継ぎも含めて長いフライトに耐えられるのか、ドアtoドアで24時間以上かかる道のりは妊婦には厳しいのではないか、産後に小さな子供とその長旅をしてセルビアに戻ってこれるのか、など、物理的な距離を考えると私には無理そう…と思ってしまいました。

日本での出産は高額!

トドメはお金のもの問題です。妊娠して初めて知ったのですが、日本では産後に出産育児一時金として自治体から40万円くらいもらえるものの、出産費用に同じくらい~それ以上かかるようです。母親には「妊娠から出産まで100万くらいはかかるわよ」といわれ絶句しました。。

子供を持つことを前提に家計を考えていなかったため、日本での滞在中にかかる費用(高い食費、交通費など)も全部ひっくるめて考えるとやっぱり無理だ…となり、あきらめました。

もちろん、セルビアの出産事情や医療事情によほどの疑いがあれば、やはり日本で安心して出産したほうがいいです。ただ、病気の手術などはセルビアではしたくないというのが本音なものの、産婦人科は大丈夫なんじゃないか、という思いがありました。なぜかというと、そこら中に子供がたくさんいて、妊婦さんもそこらじゅうで見かけるからです。これだけたくさんの元気な子供がここで生まれているなら大丈夫なんじゃないか、と。

日本での出産経験があれば、日本と比べてあーだこーだと比較してしまったかもしれませんが、実際振り返ってみると私としては総じて満足のゆく医療サービスでした。幸い、友人の一人が一年前に出産しており、良いお医者さんや産科を教えてもらうことができたのも手伝ってたと思いますが。

それに、なんといってもお金がほとんどかかりませんでした。

これだけのサービスが無料で受けられるなら十分!

という感じです。

セルビアでほぼ無料で出産できる理由

セルビアには国民健康保険があり、加入していれば公立の保健所や病院での診療に代金を払う必要はありません。つまりゼロ割負担ということです。我が家は夫が個人事業主のため、月々20ユーロ程度(2500円くらい)を家族を含めた保険料として払っており、健康保険証みたいなのも持っています。就労状況にもよりますが、パートタイムで働いていて雇い主が保険を払ってくれない場合は、一定の手続きをすると保険料を納めることなく、健康保険証を発行してもらうことができます。

前述のとおり、セルビアに来てからの3年間はこの保険証、まったく日の目を見ることがなかったのですが、妊娠したことでフル活用することになりました。

で、実際に妊娠中に通い始めた保健所の婦人科ですが、最初から最後まで一度も診療代を払うことはありませんでしたし、超音波検査から始まる各種検査も一つを除いて無料です。超音波検査では、通常の白黒のに加えて、4Dもあり、何度か赤ちゃんの顔を見せてもらうこともできました。

妊娠中にかかった費用

今でこそお金を払わなくていいことに慣れてしまったのですが、最初の検診に行くときは「一体いくらかかるんだろう…」と思い、念のため多めにお金を持って行ったのを思い出します。検診が終わって、窓口で次回の予約をして、さて幾らかなとドキドキしていたら、「じゃあ次回は●月●日●時です。さようなら」と言われてあっけにとられました。

妊娠中に支払ったものといえば、

  • 尿検査用の容器(30円弱)
  • グルコース(糖尿病検査用、100円弱)
  • 栄養剤とお茶(医師に進められたものだけなら月300円、個人的に購入していたものが月1500円)
  • 蕁麻疹の薬(500円くらい)
  • カンジダの検査(1300円くらい)
  • 交通費(バス代片道90円ほど)

以上(笑)。

ちなみに、私は一年間の一時ビザを持っている状態なのでバス代はタダになりませんでしたが、長期居住権や国籍保持者はバス代も妊娠中はタダになるようです。

出産にかかった費用

さて、妊娠中の診療や検査費用は無料なものの、さすがに産院での出産が無料なわけはないでしょう、と思っていたのが妊娠3~4カ月のころ。ところが、何人かの知り合いに聞くところ、「私は何も払わなかったわよ」というのです。そうこうしているうちに分かったことは

  • 公立の産院は基本無料(自然分娩、帝王切開とも)
  • 和痛分娩には5万円相当くらいの料金(無料のところもあり。医師が必要と判断すれば無料になることもあり)
  • 私立の個人病院は有料

という感じです。公立の産院は、比較的大きな病院が多く、24時間体制で受け入れをしています。知り合いのつてで担当医師が決まっているか、帝王切開などで日にちがあらかじめ決まっているわけでない限り、事前に産院に行く必要はなく、陣痛が始まった、あるいは破水した時点で病院へ向かうという制度でした。

出産から退院まで

産院の病棟からの眺め

私は友人の勧めでベオグラード中心部にある総合病院内の産院で出産することにしました。

その産院では12人の助産師さんが交代でスタンバイしているらしく、出産時は代わる代わる色んな医者や助産師さんが診に来てくれた感じです。

無事に出産を終え、入院部屋へと移動。私は自然分娩で特に問題もなく出産できた(二度と経験したくないくらい痛かったですが!)ので、産後すぐに赤ちゃんのお世話が始まる「ベビーフレンドリープログラム」というものが適用された5人部屋での入院となりました。出産二日目の朝10時から翌日の朝5時まで、2度の休憩をはさんでほとんど赤ちゃんと一緒の時間を過ごします。賛否両論あるプログラムですが、かわいい赤ちゃんがすぐそばで寝ているのを見るのはなかなかの幸せ。ただ、10メートル先のトイレに歩いていくのもままならない産後2日目はちょっときつかったです。。

食事はというと、日によって「これは旨い!」と思えるものと「まぁ食べれるか…」というものとムラがありました。でも量は十分で、パンには全粒粉のものを使ったり、野菜多めだったりと健康に良いものを出してくれている感じはありました。ケーキなどのおやつがでることも。個人的には食事は「無料なんだから十分すぎる!」という感じでした。文句があるとすれば、この一点。トイレとシャワー室の衛星面がちょっと辛かった。部屋にトイレとシャワー室がついているところもあるようですが、私は割と元気な人の部類に入ってしまったため、10部屋以上の女性が皆使う共同トイレとシャワー室でした。「無料だからしょうがない」ですが、普通の日本人にはちょっと厳しいレベルです。

入院中には、

  • 授乳の相談を受け付ける助産師さん
  • 注射や飲み薬を配る看護師さん
  • 検診をするお医者さん
  • 赤ちゃんにミルクをあげる看護師さん
  • 赤ちゃんに必要なものを配る看護師さん
  • 清掃員さん

などがかわるがわる部屋を訪れ、十分にケアされていると感じることができます。入院中は、世話好き、外国人に優しいセルビア人の皆さんですから、同じ部屋の人たちが分からないことを色々教えてくれたり、看護師さんや助産婦さん、お医者さんたちも皆、フレンドリーで安心して過ごせました。

入院した部屋の様子

で、実際に入院中に支払ったのは

  • パンパース一袋とウェットティッシュ一袋(入院中の赤ちゃんが使えるように皆が寄付する感じ)
  • キオスクで買った水やお菓子などのお金
  • タクシー代

以上です(笑)

同じ部屋にいた人は、対応が悪いだの何だのと文句を言っている人もいましたが、私としては「無料なんだから少しは目をつぶれば?」という感じでした。

 

さらにセルビア国籍なら、一人目の子供には10万円ディナール(10万~11万円相当)を一括で、二人目以降は月に一万円ディナールを二年間もらえるそうです。現地の平均所得を考えれば、日本の出産育児一時金と同じくらいの価値はあると思います。私たち夫婦は現地で二人とも外国人なのでもらえませんが、それでも、セルビアの健康保険で妊娠~出産費用をほぼ全てカバーしてもらえたのは本当にありがたいものでした。

私が住んでいる家から徒歩10分圏内に、同じ時期(前後1カ月)に出産した人が知っている限りで3人います。それくらい、この国で多くの女性が出産しているのは、子供を大切にする文化、先のことを考えすぎないメンタリティに加えて、費用のことをあまり真剣に考えすぎなくていい制度になっているからではないか、と感じました。

長いようで(きっと)あっという間の育児生活が始まりました。機会があったら現地の子供の医療ケアについても記事にしてみたいと思っています。最後まで読んでくださりありがとうございました。

海外キャッシングは「お得」だけど、使うATMに要注意!ぼったくられる可能性あります(経験済み)

海外旅行や出張など、海外に滞在しているときのお金をどうするか(どう持っていくか)という話で、ネットで調べると「クレジットカードの海外キャッシングが一番便利でお得」というようなページがたくさん出てきます。

先日、「国際キャッシュカードと比べても、クレジットカードでキャッシングして、次回の支払日に一括返済するほうが手数料が安くて済む」という情報を読んで、一度試してみることにしました。

私が持っている国際キャッシュカードは手数料が引き出し額の3%+200円です。クレジットカードは、キャッシングする日から返済日までの期間によりますが、次回支払日の一括返済で1.5~3%の手数料(利息)になります。キャッシングした場合の次回支払いは、翌々月の3日なので、できるだけ月末に近い日にキャッシングすればそれだけ利息が低く抑えられます。

ということで、先月末ごろに現地通貨セルビアディナール(RSD)でATMから70,000ディナール分、キャッシングしてみました。当日のMaster Cardの為替レートは 1 JPY = 0.9 RSD くらいでしたので、キャッシング額は7万7千円~7万8千円くらいを予想していました。

 

ATMのぼったくりに驚愕する

自分でATMに行けばよかったのですが、当日は外に出る用のあった夫に引き出しをお願いしました。(これが問題だった。)

夫は、円とディナールの為替レートなどチェックしていませんので、どれくらいが良いレートでどれくらいが悪いレートかなど知りません。ただただ、私がお願いしたとおりに7万ディナールをキャッシングしてきてくれました。

ただ、その時にATMに以下のような画面が表示されて、それが通常、現地の銀行カードで引き出したり、国際キャッシュカードで引き出したりする時にはなかったものなので、何となく気になったらしく写真に撮ってきてくれました。

内容は、「表示の為替レートでOKですか?」という確認画面で、レートは 1 JPY =  0.832751 RSDとなっています。

そのレートを見た私はもうガタガタブルブル。

7万8千円くらいのキャッシング予定が、8万4千円くらいになってる!!!

つまり、予定より6千円も多くとられてしまったということです!大ショック…

 

Master Cardのレートはすでにチェック済みだったので、きっとセルビアのATMでキャッシングするときの為替レートが悪いだろうという話になり、一体何%とられたのか、計算してみると…10%も上乗せされていることに。。なんじゃそりゃぁ!!!

自分でATMに行けば、すぐに気づいてキャッシングしなかったのですが、今となってはあとの祭り。さらにこの額に1.5%くらい、キャッシングの利息が付くわけなので今回の引き出しでは、11.5%の手数料、と大損になりました。

 

二日後、極悪レートの海外ATMが存在するらしいことに気づく

夫には「もう今回のことはしょうがないよ。あまり落ち込まなくていいよ」といわれましたが、なんだか腑に落ちないモヤモヤ感が抜けないまま過ごすこと2日間。

どうも気になって、「海外キャッシング ATM レート」で検索すると、検索結果の一番最初にこんなページが表示されるではありませんか!

極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント

内容を読んでみると、まさに私が今回遭ったケースと同じようなことが書かれています。

悪質レートのATMの上乗せ額は、ATMにより4~12%も上乗せされるとのこと。悪質レートを表示したATMのリストの中には「セルビア Raiffeisen(ライファイゼン)銀行ATM」も入っていました。先日使ったのはRaiffeisenではなく、Addiko bankでしたが、このほかにもセルビアの悪質レートATMとして「Komercijalna(コメルツィアルナ)銀行ATM」も挙げられていました。

Raiffeisenはオーストリア系の大手銀行、Komercijalnaはセルビアの大手銀行です。セルビアには悪質レートを上乗せするATMが結構多いのかも(?)しれません。。

 

とにかく、このぼったくり感は半端ないので、これから海外に行って現地でキャッシングすることを考えている人は、↑で紹介したサイトを必ず熟読することをお勧めします。

セルビアで悪質レートでないATMがあるのかどうか、しばらくいろんなATMで試してみようと思います。結果は随時こちらに報告していきますね。セルビア旅行でキャッシングを考えている方は十分に気を付けて下さい。

 

生まれて初めて国境に置き去りにされた件(セルビア~マケドニア)

何回やっても慣れることがなく、いつも不安な気持ちになるのが、陸路での「国境越え」です。今いる国の国境でパスポートを渡して「出国」スタンプを押してもらい、そこから50メートルくらい先の隣国の国境でまたパスポートを渡して「入国」スタンプを押してもらう、というシンプルなプロセスではあるのですが、我が家にはたいていの場合ドラマが待っています。

この記事を読んでいる日本人の皆さんと同様、私は「世界一自由なパスポート」ともいわれる日本のパスポートを持っているため、大抵の国にビザなしで入国することができます。が、カザフスタン国籍を持つ夫の場合はそうはいきません。

この夏も、セルビアからマケドニアを通って、アルバニアへ旅行するという計画を立てた私たちには、旅の初めからトンデモな出来事が待っていました。

セルビアからマケドニアへ

去年の夏にマケドニアのオフリト湖で休暇を過ごし、風光明媚な場所が気に入った私たちは、今回海のあるアルバニアに行くついでに、オフリト湖近くに一泊しようという計画でいました。

バルカン半島を旅行する人は、各国を回ることが多いので、コソボを除いてセルビア→マケドニア→アルバニア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア、あるいは、その逆ルートでぐるっと周る人もおられると思います。今回計画していたのは、そういうバルカン一周旅行の一部だけを切り取ったようなセルビア→マケドニア→アルバニアの旅でした。

待ちに待った8月末。既に宿もBooking.comにて予約済み、バスのチケットも購入済み、あとは現地に行くだけ!そして出発!

セルビアの首都ベオグラードを夜12時に出発し、翌日の午前9時にはオフリトにつく長距離バスの利用です。すでにオフシーズンのため、オフリト行きのバスはガラガラで、ゆったりとした気持ちで出発し、まどろむこと数時間。午前4時か5時ごろには、すでに国境まで来ていました。

眠気眼でバスから降り、セルビアの国境にて出国スタンプを押してもらい、バスの中へ。数十メートル先のマケドニアの国境では、バスの運転手さんが皆のパスポートを集めて、まとめて入国スタンプを押してもらいにバスから降りていきました。

数分後、警察がバスに入ってくるなり、私の夫の名前を呼びます。夫は警察官とバスの外に降りていきました。

「いったいなにが!?」という思いがこみ上げる中、待つこと15分…。でもこの時点では、マケドニアに入国するのにビザがいるなんてことは全く思いもよりませんでした。去年はビザなしで普通に入国できていましたし、最近の夫は(過去の色々な経験から)国外に出るときは必ずビザ情報を確認するようにしているからです。

15分後、戻ってきた夫は「マケドニアに入るのにビザが必要になったらしい。」と…。

これまでは、国境まで来る前に(=旅の直前に)ビザが必要だった!と気づくケースか、国境でビザ不要なのに「ビザが必要だ」とか難癖をつけられて揉めて、結局大丈夫だった!というケースかのどちらかだったので、まさに国境まで来てストップがかかるのは初めて。

一瞬のどの詰まりました。この先は夫は入国不可=私だけ先に進む意味なし=二人でここでバスから降りることに。。

バスの運転手さんは「すごく残念だ」と申し訳なさそうに、私たちの荷物をバスから降ろし、そしてバスはマケドニアへと入ってきました。

夫が国境で聞かされた情報によると、つい2か月弱前に、カザフスタン国籍の人にはマケドニア入国にビザが必要ということになったばかりで、夫の前にも一人、カザフスタンの人が同じように国境で追い返される羽目になったとのこと。在セルビアの日本大使館ならこういう情報はすぐにメールで告知してくれるでしょうが、カザフスタン領事はそういうことは基本してくれません。夫は、旅の計画をしていた2カ月前にビザのチェックをして、大丈夫だと思っていたとのこと。このタイミングで…

※今、マケドニアでは「北マケドニア共和国」に国名を変更するかどうかでいろいろ政治的な動きがあります。個人的にはこれが今回のビザ要求の変更へとつながったのでは…という気がしています。(本当のところはわかりませんが)

 

国境で降ろされた私たちのその後

まずは、マケドニア側の国境でバスから降ろされたので、とぼとぼ50メートルほど歩いて、セルビア側の国境へ。いわゆる高速道路の料金所みたいな感じで、たいていの人は車の窓を開けて、窓口の警察にパスポートを渡し、スタンプを押してもらって先に進みます。私たちはそんなところを、歩きで窓口まで来て、パスポートにスタンプを押してもらう…という、変な人たち。

無事にセルビア側に入国し、その辺に立っている警察(警備員?)の人に、「ベオグラード行きのバスはいつ来るか?」と聞くと、「1時間後くらいに一台来るはずだ」と。「ちょっと先のガソリンスタンドに行けば座ってコーヒーも飲めるよ」と親切に教えてくれたのだが、「ちょっと先」は見たところ重い荷物を持って歩いて15分くらいかかりそう。万が一、バスが早めに来て乗り遅れたなんてことは避けたいので、その辺にある木の板に腰かけて待つことに。

もうこの時点で、私は「今年はアルバニアでのシーフード三昧は夢の泡。。セルビアの温泉にでも行ってゆっくりするか」と考えていたのですが、夫は何としてでもアルバニアに行く気満々。モンテネグロは確実にビザなしで入れると確認できたので、まずは一旦、ベオグラードの家に戻って、数時間仮眠して、夜にモンテネグロ経由のアルバニアに向けて再出発することになりました。

そして待つこと約1時間半。朝の6時半ごろだったと思いますが、「1時間で来る」と言われたバスは、30分も遅れてようやくやってきました。ちょうど、バスから皆、一度降ろされて入国手続きしていたので、それを待つバスの所まで急いで行って、「ベオグラードまで2席あるか?」と聞くと、「ある」とのこと。

「よかった、これでせめてベオグラードに帰れる。」と心の中で静かに喜びつつ、バスに乗り込んだのでした。

夜の12時に出発して、国境で早朝に起こされ、戻りのバスにのってベオグラードに戻ったのが昼の12時ごろ。ろくな睡眠もとれないバスの旅はなかなかハードでした。それでもまたこの日の夜に再出発しようとしていた私たちは、いったいどれだけアルバニアに行きたかったんでしょうね。。。

 

この記事で何が書きたかったのか…と、ここまで書いて今さら思いますが、これまでも「国境で降ろされたらどうなるんだろう…」と思うことが時々あって、それがこの時に現実になってしまったのですが、まぁそんなに怖いことは何もなくて、ただ単に余計な出費と時間とエネルギーが消費されるだけだった、ということが分かったので、それを書きたかったんだと思います。

実際にアルバニアのデュラスに行った感想はこちらに書いていますので、暇を持て余している方は読んでみてください。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

※記事最初の写真は、セルビアかマケドニアの田舎の写真。去年マケドニアに行くときに取ったものです。バスで移動するとこんな風景をよく見かけます。

人参りんご生ジュースを1ヶ月毎日飲んだ効果が思いのほか良かったのでその経過を報告

「ジュースクレンズ」は今やセレブやモデルだけでなく、美容や健康に関心のある男女に広く浸透しているデトックス手段。

正統な「ジュースクレンズ」じゃないけど、それっぽいことを最近続けていて、結構いい効果が出ているので、ちょっとそのことを今回は書いています。効果には個人差があるのであくまで参考にという感じですが、興味があったら試してみてください。

 

セルビアの友人から教わったシュルツ博士の健康法

秋ごろ風邪をひいたのですが、その時にあるセルビアの友人から、「シュルツ博士」という人の健康法を実践しているのだという話を聞きました。
あとでネットで調べて分かったが、シュルツ博士というのは、「自然の力であらゆる病が治る」と提唱している人。

https://www.herbdoc.com/

本人も若いころ、「心臓病で今すぐ手術をしなければ死ぬ」と言われるほどの難病を抱えていたそうです。

手術のために入院したら、自分と同じ病を抱えた若者が手術のせいで亡くなってしまい、それを聞いて病院から逃げ出すことに。そしてひたすら自然療法で治すことに徹し、実際に完治した(!)とのこと。

日本で比較的よく知られている「ゲルソン療法」に似たような感じかも。

そのシュルツ博士による健康法は結構食べていいものと悪いものが決まっていたり、厳格に守るのがなかなか難しいですが、

セルビア人の彼女はそんなに厳しく守っているわけではなく、「大体」こんな感じ、というエッセンスを汲み取って実践している感じでした。

具体的には

  • リンゴ、人参、ビーツ、ニンニクまたはしょうが、レモンをジューサーでジュースにして毎朝飲む
  • 温冷シャワーを毎日浴びる
  • 適度な運動
  • 白砂糖と小麦粉、肉類は極力取らない

という感じ。(セルビア人にして肉を極力取らないっていうのはなかなかスゴイ)

※本格的なのはジュースクレンズと似て、3日間ジュースと水だけ、あるいは1~2週間、(癌の克服なら1か月)ジュースだけで過ごすプログラムがある。

これまでこういう健康法になびくタイプではなかったのだけど、彼女に言われたら何だか効果ありそうな気がしてしまったんですね。

なんといっても、彼女は50代半ばくらいなのに、いつもピンピンしていて、元気いっぱい超アクティブ。

背筋もピンとしていてヒール靴でガンガン歩いても疲れを知らないような人。

一緒にピクニックに行ったときなど、他の大人は座ってコーヒーやビールを飲んで談笑するなか10代、20代の若者たちに混ざって走り回っていました。。いやはや。

そんな彼女も、この健康法を始めるまではコレステロールその他の数値にいつも問題があり、体重も多め、そんなに元気には動けていなかったそうな。

まぁピラティスもやっているのでその効果もプラスされて元気なんだと思うけれど。

そんな

  • 少々押しの強い彼女の宣伝
  • 自分の健康状態をもう少し元気にしたいという思い
  • 夫がこういうタイプの健康法が好き

という条件が重なって、風邪が治った直後に早速ジューサーを買い生ジュース健康法を実践することに。

始めたのが約一か月前の10月半ばすぎ。

 

いざ実践

最初の2週間は意識的に1日3回くらいジュースを作って飲んでました。

その分、通常の食事を減らしたり、肉の代わりにナッツ類を多く食べたりなどもし、ビタミンと良質のミネラルをたっぷりとるようにも心がけ。

ジュースはリンゴとニンジンをベースに、

  • ショウガ、レモン
  • ビーツまたはかぼちゃ

を追加したものが多かった。ビーツはかなり健康に良いのだが、やはり独特の土っぽい味があるので毎日は続かないですね。

最近は人参・リンゴ・レモンで最低2日に一度は飲んでいる感じ。

冬場のセルビアはオレンジの値段がぐっと下がるので、12月に入ってからはオレンジの生絞りジュースと交互に。

 

ジュースと同時にもう一つ重要な冷温シャワー

同時に始めたのが冷温シャワー。日本語で正しくはなんていうのでしょうかね?

要するに熱いのと冷たいのを交互に浴びるシャワーのこと。こうすることで末端まで血の巡りが良くなり、ジュースから取り入れるビタミンやミネラルが隅々まで届くそうな。

体の痛むところがあるならそこを特に 重点的に。40度以上のシャワーをあて、その後一気に冷水、を数回繰り返す。

最初はそれはそれは心臓が止まりそうなくらい冷水シャワーが辛かったですけど、一度慣れると気持ちいいもので、結構やみつきに。

コツは42度くらいのかなり熱めのシャワーを浴びて「うぅ熱い~~」と辛くなってきたころに一気に冷水に切り替えると冷たいのが心地よくなります。

もちろん湯船があれば、こんなことやらなくても、ゆっくり温まって体の芯までぽかぽかになれるのだけど、我が家はヨーロッパのよくある家庭らしく、シャワーしかない。これが結構きつい!ので、この方法は入浴の代替としてかなりありがたい発見でした。

白砂糖を摂らない生活は、以前体調があまりよくなかったころに一度やっていたのですが、最近元気だったことと、セルビアに来てから美味しいチョコレートやデニッシュ、チーズケーキなどの魅力にやられて大分自分を甘やかしていた。ダメだね、やっぱり。

 

感じた効果

2か月半くらい経ってみての感想は、「思ったより凄くいい!」という感じ。

具体的には

  •  何をやっても1年くらいずっと治らなかった主婦湿疹がほぼ完治
  • 快腸になった(毎日スッキリ)
  • 舌苔が無くなった(疲れで現れることが多かったけど、きれいなピンク色の舌になり嬉しい変化)

以上が顕著に表れた効果。

その他では、ひと仕事終わって疲れたなと思ったとき、今日はぐったりだな…と思った日に意識的に頑張ってジュースを作って飲むと、スーッと疲れが抜ける感じがします。
筋トレや運動ももう少しちゃんと定期的にすればだいぶ良くなるのではないかと。

特に意外だった嬉しい効果は、右手のしつこい主婦湿疹がほぼ治ったこと。

いわゆる「湿潤型」と言われるタイプの主婦湿疹で、一番ひどかったときは、料理などで少し水に触れたり、手を洗った後でも小さな水泡ができてそこから言いようのない痒みがでていました。

ゴム手袋を使うよう気を付けていても、何をどう頑張ってもあの非常に強い痒みには耐えきれず、良くなったと思ったら悪化を繰り返すばかり…。

1年前の冬に発症してから、ずっとそんな感じで、このまま治らないんじゃないかとさえ思っていたのですが、ジュースを飲み始めてから不思議と痒みが収まりました。

痒みが無くなると当然触ったり搔いてしまうこともなくなり、毎日目に見えて良くなっていきます。

家事をするのも断然楽になった!ありがたい。

数回、痒みがでてこれはまずいと思った時だけステロイドの入った塗り薬をつけたものの、それくらいで、最近はNiveaの青缶クリームだけで全然OK。

舌苔がなくなった&毎日快腸なのはもうジュースのおかげで腸内環境が改善されたおかげですね。

この1か月何冊か健康に関する書籍を読んでみて、最近よく言われているのは「腸が元気だと全身元気」みたいなことですが、まさに生ジュースのおかげで腸内環境が改善されたことがこういう風に体に現れるのか、と本当に不思議。

シュルツ博士のメソッドを私も読んでみましたが、彼の言っていることでよかったのは、ジューサーは低圧縮式のスロージューサじゃないとダメとか、野菜は無農薬野菜じゃないと絶対ダメとか言っていないこと。

自分の周りで買える一番新鮮でよい野菜・果物を買うよう心掛け、ジューサーは自分の予算で買えるものでいいからとにかく買って生ジュースを飲み始めるようにと勧めているんです。

だって、スロージューサーは高いし、毎日飲むのに無農薬野菜を買いにいくのも大変。
経費だってそれなりにかかってしまいますからね。。

そういうことが理由になってこの健康法をあきらめることがないようにと。

飽きっぽい私が未だにジュースを作って飲んでいられるのは、そういう「完璧主義」にしないでいいやと思えているからだな~と。

私が使っているのは外国製品なので同じものは日本にないですが、機能や形状などではこの商品がかなり似ています。値段もこれよりちょっと高いくらいのです。

コイズミ コンパクトジューサー グリーン KMJ-0500/G

一つ難点は、洗うのが結構面倒くさいので次買うなら「楽に洗える」という視点で選ぼうと思ってます。

もっと機能性の良いもの、あるいはスロージューサーを買える余裕があるなら、もちろんそれに越したことはないですが、まずは安いのでいいから買って効果を自分で経験してみるという方法が良いのではと。

ちなみに最近読んだ健康に関する書籍でよかったのは以下の一冊。
Kindle Unlimitedなら無料で読めます。

医学常識はウソだらけ (祥伝社黄金文庫)

格安でデザイン・スペックともに良い感じなセルビア国産ブランドTESLAのタブレットを買ってみた

セルビアに来て半年たったころ、何気なくショッピングセンターでスマホやタブレットを見ていたらTESLAという名前がついた製品が幾つかありました。

これ、実はセルビア産のテクニカブランドなんです。

 

セルビアが誇る天才科学者ニコラ・テスラにちなんでつけられたメーカー名だと思いますが、「そもそもセルビアってこんな小さな国なのに、国産のテクニカブランドなんてあったんだ!?」なんて思わず思ってしまいました(失礼!)

 

よく見てみれば、

バスに乗っているとTESLAのスマホをいじっている若者たちがいたり、

地元の人の家にお邪魔するとTESLAのテレビがおいてあったり。

 

スマホやタブレットだとSamsungがやはり一番人気かなという感じですが、TESLAも本国セルビアでそこそこ評価がされているようではあります。

レベル的には上流(?)の中華パッド、中華スマホと同じくらいかなと思います。最近流行りのファーウェイとかと並ぶ感じ。

 

結構デザインもよくて、スペックのわりに安いし、個人的にも、なんだか気になっていました。

 

このところ仕事や勉強、旅行中のノートPC代わりにAndroidタブレットがあるといいなと思っていたので、

せっかくセルビアにいるし、中華パッドはあまり魅力がないし、珍しさもあってTESLA製タブレットを買ってみることにしました。

 

購入したのはM83Gモデルというやつです。

公式サイトのページはこちら→ TESLA Tablet M8 3G

Android tablet tesla m83g

 

スペックはというと

  • CPU  Intel Atom x3 (Sofia 3GR) 1.0 GHz クアッドコア
  • RAM 2 GB
  • HDD 16 GB EMCP
  • Android 5.1.1 Lollipop
  • 画面 8インチ IPS液晶
  • 解像度 1280×800
  • サイズ 217.4 x 123.29 x 10.3mm
  • 重量 350 g
  • 対応SIM- 3G Voice, 900/2100
  • Wi-Fi 802.11. b/g/n
  • GPS + AGPS
  • micro USB 32GBまで対応
  • カメラ 背面・前面それぞれ 2.0 Mピクセル
  • バッテリー 4200 mAh
  • Bluetooth 4.0

 

とずらずら書いてしまいましたが、スペックは格安パッドにしては悪くないと思います。

 

8インチでクアッドコア、RAM2GB、解像度1280*800なら、そこそこ綺麗に、そこそこ速く動くだろう
という感じで考えていました。

 

あと将来的にSIMカードを使うかもしれないことを考えてSIMフリーモデルを選択。

普通これくらいのスペックだと2万円はするのかなという感じですが、現地価格でセール値引き&円高も手伝って15,000円程度で購入。

これは結構なお得感あります。

 

見た目は、高級感があるというよりは、カジュアルな感じが強いですが、縦長で素材もホールドしやすい。

tesla tablet

 

デメリットはカメラですね。

写真はいつもデジタルカメラで撮るので特に期待もしていなかったですが、実際カメラの質はよくないです(笑)
でもそれ以外の使用感はかなりいい感じ。

スムーズに動くし、女性の私でも片手に持って電子書籍を読んだりするのも快適。

YouTubeで高画質の動画もちゃんと観れるし、ゲームも軽いのであれば全然大丈夫でしょう(時々Angry Birdsで遊んでます)

 

あと、結構海外のスマホやタブレットだとシステムの日本語化が面倒くさかったり、綺麗な日本語にならなかったりするのですが、このタブレットは簡単に設定画面から日本語を選べます。(デフォルトで相当な言語に切り替えられる模様)

TESLA日本語化

 

設定画面が日本語って、別に英語でもいいんですが、海外に出てから日本語がちゃんと使える端末を買ってなかったのもあり、きれいな日本語が表示されてちょっとテンション上がりました(笑)

tesla-setting

 

文字を追う時のもスムーズ。

tesla tablet

画質も悪くありません。

tesla6

 

用途としては

  • Kindleなどで本を読む
  • ネットで調べもの
  • メールチェック
  • YouTube等で動画を再生する
  • InstagramやFacebookなどのSNSの利用
  • 軽くゲームをする

くらいの普段使いには十分。

 

特に先日Amazon Unlimited読み放題プランが解禁になったおかげで、このタブレットで本を読む機会も増えそうです。現に今月はほぼ毎日Kindleアプリで何か読んでいます。(いや本当に海外在住者にとってもかなりありがたいサービス!)

 

以前に購入した格安タブレットは安かろう悪かろうな感じで、すぐに使えなくなってしまいましたが、このタブレットは「わりと安いのに結構ちゃんと使える」みたいなお得感が気に入っています。

 

  • 格安タブレットを探しているけど中華パッド以外がいい方、
  • 二台目以降の安いサブタブレットを探している方、
  • 珍しいもの・ガジェット好きの方には

オススメしたい一台です。

 

セルビア在住の方はGigatronでセール価格で買えます。

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日本その他の国の方はebayから購入できます。

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アジアのカザフスタンとヨーロッパのセルビア。どちらも日本人には好意的だが、住み心地は…

今日は「アジア系の顔」をした「日本人」の住み心地について、以前住んでいたカザフスタンと現在のセルビアでの違いを考えてみました。どちらも日本人が多くないニッチな国ですが、基本的には日本人に対して好意的な印象を持ってくれている人が多いです。

しかし、人種の構成も国の位置も全然違うので、住んでみると「アジア系の顔」をしていること、「日本人」であることに対する自分の立ち位置が違うような感じがします。

自分の中でのちょっとした違和感を理解すべく、こういう記事を書くことにしました。

カザフスタンでの日本人

カザフスタンの人口の約半分を占めるのがカザフ人。中部から北部ではロシア人その他の白人系の割合も高くなりますが、国としては中央アジアに位置します。主要民族はアジア系のカザフ人(カザフ民族)。そもそもカザフ人が日本人にかなり似ているモンゴル系で、それに加えて韓国人もたくさんいるため、街を歩いていても日本人だと思われることは一度もなかったです。

街中で現地の人の中に紛れ込めるというのが意外にも便利で、変に日本人だからと特別扱いされたり、危ない目に遭うような心配もなく街中を歩けたのは大きなメリット。

ただ、口を開いてからが問題。「変な訛りのあるロシア語を話す人だ」と違和感のある顔で見られることがよくありました^^;

しかし大抵の場合、自分が日本人だと言うと、相手の顔がパッと 明るくなり、「日本人に初めて会った!」「日本人がどうしてこんな国にいるの?」「日本人なのにロシア語上手ね」「日本人は勤勉だ。アジアの中であれほど経済的に成長し、素晴らしいテクノロジーを生み出している国はない」などと褒めてくれることが多かったので、一般の人々との対人関係が嫌になることはありませんでした。(初対面で一瞬起きる、相手の顔の曇りが何とも言えなかったですが笑)

ただ南部の大都市アルマティでは身に着けているもので日本人と分かられ、スリやぼったくりに遭う可能性が高いです。南部はメンタリティがだいぶ違うので旅行や仕事でアルマティに行く方は要注意。私もぼったくられました(涙)

 

また、カザフスタンにはかつて抑留者として、現地の都市の建設のための強制労働を課されていた日本人がおり、「劣悪な環境下での強制労働であるにもかかわらず、非常に質の良い仕事をしてくれた」という記憶が皆の中に残っている。実際、日本人が建てた家や道路は今も至る所にあり、質が高いので日本人が建てた家をあえて購入したがる人もいます。

 

カザフスタンでは【アジア系】という仲間意識があり、そのうえで日本人の勤勉さや真面目さを評価している、という感じでしょうか。

現地では「昔カザフ人と日本人は同じ民族だった。魚好きは日本へ渡り、肉好きは大陸に残った」なんていう言い伝えもあるようです。確かに顔が似ているので納得できるところもあります^^

ちなみに、カザフ料理はもちろん肉ばっかりですが、実はカザフスタンには寿司好きな人も多く(特にロシア人)、仲良くなった人には大抵お寿司(巻きずし)でおもてなしすると非常に喜ばれます。韓国人も多いためか、醤油の味付けも好きで、食文化という点でも共通するところがありますね。

 

セルビアでの日本人

街に出ればそこはヨーロッパ。アジア系は少数派で、大抵の場合、現地で商売をしている中国人であることが多いです。あとは韓国や中国からの旅行者、たまに日本からのバックパッカーという感じでしょうか。なので、どこに行くにしても外見だけで目立ってしまう感は否めません。

しかし、アジア系の顔だから嫌な思いをするのか、というとそんなことはありません。大抵の場合は、現地の人と同じように扱ってくれます。

何度か、裏通りを歩いていたときにアルバニア系かロマニー(ジプシー)の人たちが集まっており、私を見て「コンニチハ?コンニチハ?」と少しからかう感じで言って来たり、中国語風のイントネーションで「ウォ~イェチェンジェー」みたいな(特に意味のない)声を発するなどということがありましたが…。そんなのは無視です(笑)

私が思うには、セルビア人は外国人に対してオープンで偏りのない見方をする人が多く、その他の民族の中で時々、前述のようにアジア系をからかうような行為をする人たちがいる感じがします。歴史的にも、様々な人種や民族の中で抑圧されることもあったためでしょうか。「セルビア人は外国人に優しい」という感じが本当にします。

実際、難民がアフリカやシリア、アフガニスタンなどから流れてきたときも、セルビアでは周辺諸国で起こったような、難民に対するひどい扱いはなく、逆に食料や宿を提供したり、無料で使えるWIfiを用意してあげたりと親切でした。

セルビア人はアジア人だろうが何だろうが関係なく道を訪ねてくるし、スーパーに行けば「このパンの値段はどこに書いてあるのかしら?」と聞いてきたり、「普通」に接してくれます。そういうところがとても居心地が良い。

 

しかし食になるとこれは別で、日本の寿司という「生魚」を使った料理は「理解に苦しむ。とてもじゃないけど食べれない」といった感じ。セルビアは農業・酪農が発達しており、常に新鮮でおいしい野菜や肉、乳製品が食べれるため、その食文化に誇りを持っている感じがします。(誇って全然良いレベルなので文句は言わないですが)
魚が大好きという人も時々いますが、生魚が好きな人はかなり限定的。寿司屋もカザフスタンやロシアのようにしょっちゅう見かけることはないですね。日本の食文化は生理的に受け入れがたい部分があるようです^^;

 

セルビアの場合、【アジア系】は外見では目立つけど、それが原因で特別扱い(良い意味・悪い意味含めて)されることはあまりないと思います。言葉の面では、見た目からして外国人なのが丸わかりなので、たどたどしいセルビア語を使っても大らかに応対してくれます(笑)

日本人と分かれば、やはりカザフスタンと同じように「日本人は勤勉で素晴らしいテクノロジーを発明している」などと褒めてくれる。日本から経済的な援助もかなり受けているようで、そういうのもあって日本人に好意的なのかもしれません。

まとめ

ありがたいことに、これまで住んでいたカザフスタンでも、今滞在中のセルビアでも、人種差別的なことを経験したことはほどんどありません。ほぼゼロと言ってもいいくらいです。

ただ、カザフスタンは年々ナショナリズムが強くなってきており、現地に長年住んでいるロシア人も住み心地の悪さが原因でロシアやベラルーシその他の国へ移住しているのが現状。一般の人々とは仲良くなれても「この国では外国人は歓迎されない」と移民警察局でハッキリ言われたことがあるくらい、外国人への規制は厳しく、常に管理されている感じです。そういう意味では決して楽に住める場所ではなかったです。

セルビアもEU加盟を目標にいろんな面で規制を強化してきているところがあり、現地に7年住んでいるロシア人の話では、「ここ数年、色々厳しくなった」とのことですが、ビザの手続きをする移民警察局の人々の対応の仕方は「普通」だと思います。ビザの更新のたびにお金がとられるというデメリットはありますが、ある意味「正当にお金さえ払えば」住めるので、それはそれでありがたいことでもあります。

自分がちゃんとセルビア語を覚えて、アジア系の顔をしているということも忘れれば(笑)、現地の人と変わりない生活ができるだろうな、というのが今のところの感想。セルビア生活、なかなか気に入ってます^^ これから半年、一年と住んでいったらどうなるのか。それはその時また記事にしたいと思います。

ベオグラードの秋

あれから1年、セルビアに引っ越してきました

去年の今頃にちょうど旅行で3週間ほど滞在したセルビアですが、実は9月末にカザフスタンから引っ越してきました!!

いやぁ、まさか本当に移住できるとは・・・。

もちろん半年後どうなるかはまだ分かりません(海外暮らしには二転三転がつきものですので^^;)が、心づもりは、できるだけ長くいる(主人は国籍をいずれ取る?)つもりでこの土地にやってきました。移動前後のドタバタと、移住してからのビザの手続き、仕事、新生活であっという間に2か月半が過ぎようとしています。

 

ベオグラードの秋
ベオグラードの一番お洒落な通りクネズミハイロヴァ(Knez Mihailova)

 

あっという間だったのですが、今一度振り返ってみると、2か月半どころじゃなくもう半年以上ここにいるような気分です。去年の旅行のあと書いた「セルビアに私たちがべた惚れした3つの理由」という記事の最後に、移住したいという願望があることは書いていたのですが、本当に1年後の今、この国に来ているのが不思議な感じで、ただただ「ここに来れてよかった」と思っています!

つまり、今のところ期待は裏切られていません(笑)

今年は去年よりも寒くて曇りの日が多かったり、湿度が高くて洗濯物が乾きにくい、たまに外国人だからと値段をふっかけてくる人がいる、まだ言葉の壁があって時々困る、といったことはありますが、そんなのは時間が解決してくれるか、対策してどうにかなる問題ですよね。

どうにもならないカザフスタンでの厳しい冬と厳しい経済状況、その他もろもろを考えれば、まさに楽園のような場所だなと^^

 

セルビア人は基本的に外国人が好きな人が多く、日本人に対しても友好的。さらに政治的な背景もあってロシア人のことは超~大好きで、「ロシア人は我々の友だ」「我々の兄弟だ」などと口に出していう人がいるほど。主人がロシア人で私が日本人なので、そういう意味でもありがたい土地に来たなと思います。

 

とはいえ、この土地の食、文化、人々についてはこれから色々見えてくると思いますので、このブログを通してこの国で発見した面白いこともお伝えしていきたいと思います。

 

では、ひとまず「移住しました」報告まで。

 

2016.4.10 先月、ビザを1年分更新できました。まだこの土地で楽しくやれそうな感じです。

海外で国際キャッシュカードを紛失!?まずはATMで取り忘れなかったか思い出してみよう

先日、国際キャッシュカードを紛失しました。

 

ふとした時に財布の中をみたら、

「あれ?無い?・・・(笑)」

 

・・・

 

カバンの中、部屋の中をゴソゴソ・・・(汗)

 

ゴソゴソ・・・

 

・・・

 

30分経過・・・

shippai

 

 

・・・

・・・

 

 

 

 

 

机もソファも引き出しもカバンも、全部、ひたすら探して探して・・・行き着いた結論は、

 

 

やっぱり無い(TдT)…残念無念

 

 

 

まさか、こんなことが自分の身にいつか起こるとも思っていなかったので、紛失したこと自体が本当に信じられなかったのですが、やっぱりないものはない。ですね。。

 

とりあえずインターネットバンキングにログオンして、ひとまず海外からの引出限度額を0に変更。

「銀行に紛失届を出しても新しいカードは日本に取りに帰らないといけないのか・・・」

「いつ帰れるんだろうか・・・」

などと頭によぎるあれこれを払しょくし、心を落ち着けてから記憶をたどりました。

 

思えば、その1週間ほど前に、近くのATMにいってカードでお金を引き出していた

 

「どうもあの時がアヤシイ。それ以降あのカードを見かけていない。」

という結論にいたり、夫とATMの周りに張り紙などないか、探しに行くことに。

 

無論、

「日本ならまだしもこの国で、他人のカードを親切に保管して張り紙までしてくれる人なんていないでしょ・・・」

とあまり期待してませんでしたが。

 

ATMが設置されていたのは人通りの多いショッピングセンターの入り口で、一応ATMの周りには何台か防犯カメラも設置されていた模様。予想の通り「カード取り忘れがありました」とかいう張り紙などなく、警備の人に頼めば防犯カメラをさかのぼってチェックしてくれるという情報だけは入手。

 

夫も仕事に行かないといけないし、防犯カメラを見せてくれる人は席を外しているとのことで、これ以上一人でできることもなく、ションボリしながら帰宅することに。

「防犯カメラで見たところで何も変わらないさ」などと卑屈になりながら、海外ATMでカードを紛失した人がどうやって対処したのか、インターネットで調べてみたところ・・・

 

「ATMを利用後、10秒以上カードが引き出されずに機械に残されたままだと、そのカードを飲み込み、その後、銀行に持っていかれて保管される」という情報が!!!

 

ということは、私のカードは今銀行にあるのかも!!?と期待を膨らませ、連絡を取ってみたところ・・・

 

 

ありました~!!(。≧ω≦。)ノ

 

 

ATMで取り忘れていた自分を何度も叱りつつ、カードを飲み込んでくれたATMに感謝、そういうシステムにしてくれた誰かに感謝!!!

 

無事に銀行まで足を運び、書類に署名して手元に戻ってきました^^

 

「こんなおバカなことをするのは私くらいかもしれない」と思っていたのですが、銀行に行ってみたら、ATMに置き去りにされたカードの一覧リストがずらっと見えてしまった・・・。結構よくあるんですかね・・・笑。

私だけじゃなくてよかった。。

 

私が海外にいるので海外だけでの話みたいになっちゃってますが、日本のATMでも同じしくみですね。

 

海外のATMで日本の銀行からお金を引き出せるのは、長期で海外滞在したり、しょっちゅう海外に足を運ぶ人にとってかなりありがたい。

先進国ならどこでもクレジットカードで支払いができても、私のようにクレジットカードがそこまでまだ浸透していないような国に住んでいる場合、ATMでの引き出しができる国際キャッシュカードは必携。私は新生銀行のキャッシュカードとスルガ銀行のVISAデビットカードを併用していますがどちらも非常に便利です^^