セルビア観光ならぜひ覚えておきたい買い物で使える会話表現

  • 投稿カテゴリー:セルビア語会話
  • 投稿の最終変更日:2017年8月27日
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今回はセルビア語で買い物をするときに使える会話表現をまとめてみました。ベオグラードの観光名所周辺は、お店やレストラン、カフェでも大抵、英語を話せるスタッフがいますが、市場やパン屋、中心地から離れたお店、地方都市となると英語が通じないなんてこともあります。ジェスチャーでも十分なんとかなりますが、やはり基本的な表現を覚えておくと、ショッピングの幅が広がりそう。

観光やお仕事でセルビアの首都ベオグラードやその他の都市に滞在される方は、数フレーズだけでもきっと使える場面があると思います!

 

買い物で使える質問

これは幾らですか?

Koliko košta ovo? (指をさして)「コリコ コシタ オヴォ?」

値段を聞くときの表現です。コリコ コシタは英語のHow much、オヴォはthisの意味。

 

…はありますか?

Da li ima (モノの名前)?「ダーリ イマ (モノの名前)?」

物の名前がセルビア語でなんというか分からないとちょっと使えないですが、Google Translateを使って調べたり、あるいはスマホで見つけたいものの写真を見せて Da li ima ovo? 「ダーリ イマ オヴォ?」と聞くのもアリです。

 

これを●●グラムください/●個ください

以下の言い方は少し自然さに欠けるところがあるのですが、スーパー等で総菜や食材を頼むときに、欲しいものを指さして言えば十分通じます。例えばチーズやハム、肉を頼むときなどに役立ちます。

Izvolte「イズヴォリテ」((ご注文を)どうぞ)と言われたら自分の注文を言います。

(指をさして)

Dajte mi ovo,  100 gram 「ダーィテミ オヴォ、スト グラム」

Dajte mi ovo,  200 grama 「ダーィテミ オヴォ、ドヴェースタ グラマ」

Dajte mi ovo,  1 kilogram 「ダーィテミ オヴォ、イェダン キログラム」

Dajte mi は 英語のGive meと同じ意味、ovoはthisの意味。

 

「これを●個ください」という場合は以下のように言えます。

(指をさして)

Dajte mi ovo, jedan komad 「ダーィテミ オヴォ、イェダン コマード」

Dajte mi ovo, dva komada 「ダーィテミ オヴォ、ドヴァー コマーダ」

Dajte mi ovo, tri komada 「ダーィテミ オヴォ、トリー コマーダ」

 

もう少し安いのはありますか

Da li ima jevtinje? 「ダーリ イマ イェフティーニェ?」

 

もっと大きいサイズはありますか

Da li ima veći broj?「ダーリ イマ  ヴェッチ ブロィ?」

 

もう少し小さいのはありますか

Da li ima manje?「ダーリ イマ  マーニェ?」

 

試着してもいいですか

洋服屋さんや靴屋さんなどで試着したいとき、あるいは市場で売っている果物などを試食したい時にも使えます。

Može da probam?「モージェ ダ プローバㇺ?」

 

買い物で使える答え方

ありがとう、考えます

Hvala, pomisliću 「フヴァラ、ポミースリチュ」

買い物で試着したものの、迷っていてすぐには買いたくないときにつかえます。買わないときは以下のようにハッキリと辞めておきますと言ってOK.

Neću, hvala. 「ネッチュー、フヴァラ」

Nećuは英語のI will notの意味。

 

必要ありません、ありがとう。

Ne treba, hvala「ネートレバ、フヴァラ」

買い物をしているとTreba neka pomoć? 「トレバ ネカ ポーモチ?」(何かお手伝いしましょうか?)と店員さんに聞かれることがあります。何か聞きたいことがあるときはもちろん質問していいのですが、別に見ているだけだったり、自分で探したいときも多いですよね。そういう時に使える表現です。

他にも、「見ているだけです、ありがとう」という場合は以下のように言えます。

Samo gledam, hvala. 「サモ グレダム、フヴァラ」

samo gledamは英語でjust lookingの意味。

 

セルビアでの買い物について

market
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セルビアに住んで約2年、買い物はあまりセルビア語が使えなくても問題ないスーパーは気軽でいいですが、旬の野菜や果物が安くたくさん出回る春~秋はやはり市場で色々買いたくなります。

 

市場での買い物でのこれまでの思い出というと、アジアのベトナムやタイ、中央アジアのウズベキスタンの市場を思い出しますが、観光客に対しては現地人に対して以上にもの凄くしつこい客引きがあったり、値段をふっかけられる、お茶などは美味しいのを味見させておいて裏で全然質の違う、まずいものをパッキングし、売りつけるなど、買い物にはいつも心配が付きものでした。

数年住んだカザフスタンでは、市場に行くと決まってこちらが言う分量よりも多く売ろうとしたり、フルーツや野菜は自分たちで実を選べないので、買って来たら悪くなっている実ばかりで捨てる羽目になることもあり、300グラムなどの少ない量では肉を売らないといった態度が私は不満でした。

 

セルビアはどうかというと、初めてあまり言葉もわからないときに市場に行ったときも、ここの人たちは不必要にしつこい客引きをすることもなく、値段をふっかけることもなく、必要な分量だけ、書いてある値段で売ってくれます。「Može kesu?」(袋もらえますか?)と言えば、ビニール袋を渡してくれてフルーツや野菜は自分で実を選べるのも普通にできます。ブドウやチェリーなどは味見もOK.

時々、夕方の終了間近の時間に行くと、1キロのリンゴを買いたいという場合に、「割引するから2キロ買ってくれないか」と言われることはありますが、かなりお得に売ってくれますし、いらなければいらないと言っても問題なしです。値段を言われて分からなくても、電卓で値段を見せてくれたり、ジェスチャーを使ったり、紙に書いてくれたりなどしてくれる親切な人が多いと思います。

 

ベオグラードの市場では、5月くらいから、日本では信じられないような安い値段でイチゴ、チェリーなどが出回り始めます。イチゴを1キロ100円くらい、チェリーも1キロ120円くらいで買いました。

ただし、イチゴなどは日本のように質の良いものだけが綺麗にパック内に並んでいるのではなく、ガサーっと木の箱から大量に売り台にだしてスコップでビニール袋に測りいれるような感じ。買って帰ったらすぐに水でよく洗って選別するひと手間が必要ですが、それでもこのお手頃感はやみつきです(笑)。

夏の時期ならぜひラズベリーやブラックベリー、ブルーベリーなども楽しめます。他のフルーツに比べると少々割高ですが、市場なら日本よりずっと安く買えます。

ラズベリー(セルビア語ならマリーナ)、ブラックベリー(セルビア語ならクーピナ)は1キロ250円くらい、ブルーベリー(セルビア語でボローヴニカ)はもう少し高めになります。夏はプルーン、プラム、アンズ、桃、メロン、いちじくなどもおいしいです。夏後半になるとブドウがたくさん出回るようになります。

 

ぜひベオグラードに何日か滞在する予定の方は、一度市場に足を運んで安くて美味しい地元のフルーツを楽しんで下さい!

ベオグラードの中心部にある市場(ピヤッツァ)はZeleni Venac(ゼレニ・ヴェナッツ)がお勧め。ベオグラードの観光名所であるカレメグダンやクネズ・ミハイロヴァ通りからも徒歩でいけて、価格も安いです。市内バスが多く発着するターミナルの向かいで緑色っぽい屋根がついているのが特徴です。ちなみにゼレニはセルビア語で緑色という意味です。