


ちなみに上のキャプチャーは、ウェブマスターツールの「クロールエラー」のページの中にある「URLエラー」の欄に表示されていたものです。
11/20以前はずっとゼロだったのに、11/21に1件、そしてその後、わずか一週間でサーバーエラーがこれだけ増えてしまったせいで、ウェブマスターツールが親切にもお知らせをメール送信してくれたわけですね。
500エラーの原因について考えてみた
500番のエラーとは、先ほどからも書いている通り、サーバー内部で何らかのエラーが起きているときに返されるエラーコード。英語だとInternal Server Errorですね。
以前、さくらサーバーとWordpressの相性が悪かったせいか、しょっちゅうInternal Server Errorのページが表示されていたのですが、ある時さくらインターネットでメンテナンスが行われてから、めっきり見なくなっていました。(このあたりについては、以前の記事「さくらサーバー+複数WordPress=505エラー頻発!がめっきりなくなった件」に書いています。)
ひさしぶりにお目にかかった500エラーですが、今回の場合、ウェブマスターツールのほうで500エラーが起きたとされていたURLにアクセスしても、どれもエラーページになることなく正常に表示されていたので、よけいに「????」という感じでした。
考えられる理由として一番あり得そうだったのが「ページの読み込みが遅くてエラーと判断された(タイムアウト)」。確かに当ブログは表示時間が長くかかってしまうことがあるというのは前々から自覚してたので、これを機会にページの読み込みにもたついている原因が何かないかをチェックしてみました。
「Debug Bar」というWordpressプラグインを利用すると、ページの表示時間をセグメントごとに教えてくれたり、エラーなどがないかなどをチェックすることができるようで、以下のサイトを参考にさせていただきながら検証してみました。
参考サイト: WordPress の表示が遅くなったので Debug Bar で調べてみた際のメモ
が、残念ながらこれといった問題点は見つかりませんでした。
次に「サーバーのエラーログに何かヒントがあるかも知れない」、と思い、レンタルサーバーのエラーログをチェック。
が、空白。つまりエラーログはなし。。。
(え、エラー、ないんですか?ないなら、ウェブマスターツールさんはなんでエラーをこんなに発見してるんですかぁあ!!?と心で何度叫んだか・・・)
さらにググっていくと、Lynxというテキストブラウザでページを表示させて、おかしいところがないかチェックしてみようというアドバイスを発見。
なんでも、このテキストブラウザというもので表示されたものが、いわゆる検索エンジンがそのページを見ている状態とほぼ同じなので、テキストブラウザでおかしな表示があれば、それが原因でエラーを返されている可能性が高いという話でした。
Windowsユーザーの方はLynx for Win32 を使うのが手っ取り早いです。具体的な使い方などが気になる方はググってみてください。
で、Lynxで当ブログのメインページやウェブマスターツールで500エラーとされた個別記事のページを表示させてみた結果は・・・
問題なし(うれしいような悲しいような)
どれもちゃんと最後まで表示されていて、問題は発見されず、解決策もなく・・・。という感じでした。
日本語でなかなかぴたりと当てはまる情報がなかったので、
Webmastertool Increase in server errors 500
などといった英語のキーワードで検索してみました。
すると、あるフォーラムで同じような問題を抱えている人がたくさんいて
「ページにはアクセスできるのにウェブマスターツールでサーバーエラーになっている」
「私も同じ現象だ」
「私も私も!」
という感じで盛り上がっていたので、これは最後のほうになにか解決策があるだろうと読み進んでいくと・・・
「放っておけばそのうち治る」
が結論。。(Really??)
そんなこんなで情報の海に翻弄されたまま解決しない日々が一週間ほど続いた後・・・(途中でまたウェブマスターツールからアラートメールが届き、さらに焦る)
やはり読み込み時間に問題があるのかもと思い直し、Wordpress高速化の定番であるW3 Total Cacheの設定を見直すことに。
今回もお世話になったのが、バズ部さんのこちらの記事
書いてある通りに順番に設定していくと・・・何とこんな解説があったのだ
4−2.サーバーエラーが表示されたときの対処法
W3 Total Cache をインストール後、「500 Internal Server Error」というサーバーエラーが表示され、サイトに何も表示されなくなったというご相談を受けたので、その時の環境とエラー解決策について紹介する。
実は上記の解説の内容は結果的には私の問題とは関係がなかったのですが、このフレーズをきっかけにあることを思い出したのです。
なにかって、
サーバーエラーが増え始める直前に
WordPressのバージョンを更新したんじゃない?
当時は海外に出発する直前で準備に忙しく、ブログにかまっている暇などなかったと思い込んでいたのですが、実はWordPressのバージョンを4.0に更新し、幾つかのプラグインも同時に更新していたんですね~。
もしやこれが原因では?と思いググってみるとこんな情報が・・・
3.5.1にアップデートしてから一部のページが
googleウェブマスターツールでサーバエラーとなります。
レスポンスコードは500と503です。
引用元: [解決済み] ウェブマスターツールでサーバエラー500、503
上記のページではWordpressの別のバージョンで問題が起きていたわけですが、WordPressのバージョンアップが原因で問題が起きたことには変わりないということで、以下の作業を行って様子を見てみました。
- インストール済みのプラグインの更新を再チェック(更新が必要なものは更新)
- 不要なプラグインを停止してできるだけプラグインの数を減らす
- ウェブマスターツールのURLエラーの欄で、「エラーのあるページ」のリストは全部チェックして「修正済みとする」ボタンをクリックしておく(エラーが再度発生した時に分かりやすくするため)
すると、あんなにごちゃごちゃと色々やっても増え続けていたエラーが、2日後くらいには激減!
そして12/13日の時点でついにエラーが0になったのでした(ホッ)。
結論
今回は、「エラー」という言葉に焦ってがむしゃらに解決方法を探していたわけですが、Wordpressのバージョンアップをしたということさえちゃんと頭に入っていればもう少し原因を特定するのが早かっただろうと思います。定番ですが、Wordpress本体やプラグインの更新、テーマの変更などを行ったときは、直後だけでなく1週間くらいはそのことを頭に入れつつ様子見をする必要がありますね。また一つ、勉強になりました。