借金とプレゼントでまわるカザフスタンの経済と金銭感覚

カザフスタンという国から離れて2年半が経ちました。良い思い出もたくさんあり、出会った人たちのことや、あの冬の極寒の空気、一面に広がる地平線など、懐かしく思い出すこともあります。ただ、懐かしい…くはあるのですが、また住みたいかというと、それは別の話で。時経つうちにいい思い出だけが残るという感じですね。

カザフスタンにはなかなか受け入れにくい「常識」があって、それは長く住めば住むほど強烈に感じるようになっていたというのが本音です。その一つが今回のテーマの「お金」あるいは「金銭感覚」。セルビアも色々ありますが、カザフスタンのレベルはやっぱり尋常じゃないなと。どんな金銭感覚なのか、振り返ってみました。

 

スーパーのお釣りはどんぶり勘定。でも店側が決して損をしないようになっている

どいうことかというと、スーパーに言って買い物をし、例えば合計金額が1062円(わかりやすくするため現地通貨ではなく円で書きます)だったとします。こちらが1100円支払うと、お釣りで戻ってくるのは38円になるのですが、大抵の場合、戻ってくるのは35円とか、30円とか。店側が損をしないようにどんぶり勘定でお釣りを渡してきます。どんぶり勘定なら、38テンゲお釣りの場合は四捨五入で40テンゲもよくない?と思うのですが、そこは絶対に譲らない。別に1円、5円くらいのものなんで、ケチケチするな、と言われればそれまでなんですが、毎回のことになると、何となくイラっときます。

ちなみに、セルビアも似たように最後の1ケタをきっちりしないことがありますが、セルビアは3円足りなくても「オーケー」といってくれますし、お釣りは多めにくれることのほうが多いです。そう思うと、やっぱり「カザフスタンはケチ~」と思ってしまう…。

相手は損をしてもいいけど自分は損しないように…という感覚はこんな小さなところだけでなく、さらに「借金」という形で表れます。

 

借金をするのは当たり前。お金を貸さない人=優しくない人

カザフスタンは、親族や知り合いにお金を借りることがしょっちゅうです。別にそれが悪いこととも恥ずかしいこととも思わない人たちが結構います。もちろん、皆が皆というわけではなく、どんなにお金に困っていても、それを表に出さないで自分で何とかしようとする人たちもいますが、かなり少数派。

一般市民の懐事情はさほど良くないため、貯金は当然ほぼなし、仕事に行っても給料を払ってもらえなかったり、ある日突然仕事を失う人たちも多い、という事情も手伝ってのことか、お金を貸し借りすることは日常茶飯事に行われています。

そういう状況の中で、お金を貸さない人になると、どうなるか。「あの人はケチだ」「人助けが嫌いな人だ」などというレッテルをはられることになります。ハッキリ言って、私はそうは思いません。借金をする人の場合、本当に自分にはどうしようもない状況で困っている人というのはほんの一握りで、大抵の場合は、使えるときにあるだけ使ってしまえ、という計画性のなさ、「困ったら誰かに借りればいい」という甘い考え方、怠慢が原因のことが大半だと思います。そういう人たちにお金を貸さないからといって、ケチ呼ばわりされては大迷惑な話。

そもそもお金を貸したくない人には次のような真っ当な理由があるんです。

 

ほぼ100%、貸したお金は期日までに戻ってこない

私の夫も、前述のような社会事情から、カザフスタンでは知り合いにお金を貸してあげたり、後払いで仕事をしてあげたり、ということが結構あったのですが、私の知る限り、

  • 「来週返します」→ 3か月後にようやく回収
  • 「来月返します」→ 2年かかってようやく回収

というように、ほぼ100%期日には貸したお金が戻ってきません。借金した人にこちらから連絡をしない限り、永遠に戻ってこないと思ったほうがいい。何度も電話して、リマインドして、ようやく戻ってくるという感じです。貸す側としても、毎回、そうやって「いつお金貸してくれるの?」と聞くのはきまりが悪く、なんていうか、モヤモヤ感がいつもあって私はダメでした。

借りる側の神経はいったいどうなっているのか…。何カ月も返さずに平気でいられることに、感心してしまいます。こうやって借金に借金を重ねてまわるカザフスタンの社会。でも借金が戻ってこないせいでビジネスが回りにくくなっている人がたくさんいるのは否めません。

 

しかし、プレゼントとなると「相手は損をしてもいいけど自分は損しないように…」という感覚はどこへやら。またこれは見栄っ張りもいいところなくらい、豪勢だったりします。

結婚式のプレゼントが半端なく高価

これは、カザフスタンの中でも、アジア系で親族のつながりが深いカザフ民族によくある話なのですが、親類の誰かの結婚式となると、プレゼントが半端なく高価で、日本の一般人の私は度肝を抜かれました。

自分の子どもが結婚する場合、親は新居や車をプレゼント。親以外の親族は、システムキッチン一式とか、家具とか、カーテン一式とか、とにかく新生活に必要になるものはすべて親族がプレゼントします。

そして、それらのプレゼントは、それだけ高価なのでやはりローンを組む必要があり、親や親族は銀行でローンを組んでそういうプレゼントを買うということです。親族の中で立て続けに結婚式があったらもう大変。皆ローン地獄で苦しむことになります。しかも、そういったプレゼントは、被らないで済むように、新郎新婦側から誰が何をプレゼントするか指定することもあるそうな。。。

それで、2,3年で結構離婚してしまうことも最近は多いので、親族はかわいそうとしか言いようがありません。。でもそういう「しきたり」だかしょうがないと思っているようです。

 

大盤振る舞いなのか、ケチなのか、よくわからない金銭感覚。これだけは、どれだけ長く住もうと慣れることはできなかっただろう…、と振り返って思います。今住んでいるセルビアも経済事情はカザフスタンと同じレベルくらい良くなく、公共機関などではスリも多いですし、お金がらみで苦労しているという話も現地の人からは聞くのですが、カザフスタンから来た私たちにとっては、まだ常識的なほうだと、ホッと心をなでおろしているところ。

以上、今回は「カザフスタンの常識は日本の非常識 – 金銭感覚編」でした。また色々思い出したら追記しようと思います。

公共の乗り物を利用するときに知っておくと便利なロシア語単語と表現

久々にロシア語会話の記事です。今回は公共の乗り物を現地で利用するときに知っておくと便利なロシア語表現をご紹介します。

言葉があまりよく分からないときに公共の乗り物を利用するって結構勇気がいりますよね。

地下鉄なら、方向さえ間違わなければ、何個目の駅で降りればよいとかも路線図で分かるのでいいですが、私が苦手なのはタクシーとバスの利用。

ぼったくられるんじゃないかという恐怖に襲われながら乗るタクシー、停車駅のアナウンスが聞こえにくかったり、あるいはアナウンス自体がなかったりして乗り越してしまうんじゃないかとドキドキする市内バスなどは結構慣れるまでストレスだったりします。

以前住んでいたカザフスタンの地方都市では、時刻表もなくルートの変更もしょっちゅうだったので、「着かないな~」と思ったら終点まで来てしまった…みたいなことも何度かありました。トホホ

 

前置きが長くなりましたが、この記事で紹介する単語や簡単なフレーズを覚えておくだけでも、ちょっと心の準備をして乗れるかなと思い、懐かしい思い出をふりかえりながらまとめてみました。

記事はカザフスタンでの情報をベースにしており、国や地方によって乗り方が異なることがありますが、単語やフレーズは参考にしていただけると思います。

 

鉄道、長距離バスのチケットを購入するとき

知っておきたい単語(カッコ内は発音)

Билет(ビリェット): チケット

Багаж(バガージ): 大きなカバン

※スーツケースなど、バスの車内に持ち込めない大きな荷物は別途料金が取られる場合があり、チケットを購入する際にカバンの料金(個数や重量などで決まる)を支払う必要がある

Удостоверение личности(ウダスタヴェレニエ・リッチノスチ): 身分証明書

Паспорт(パースポルト): パスポート

鉄道チケットを購入する際には大抵身分証明書を見せる必要がある。パスポールトと言ってもられば分かるが、身分証明書の意味のウダスタヴェレニエ・リッチノスチ(またはウダスタヴェレニエ)と言われることのほうが多い。日本でいうマイナンバーに相当するものがかかれた身分証明カードを成人は皆持っているため。初めて鉄道チケットを購入するときに「ん、何のことだ…???」と固まっていたら「パースポルト!!!!」と受付のオバチャンに怒鳴られました。。。

Фамилия Имя Очество(ファミリヤ・イーミャ・オーチェストヴァ) 氏名(苗字・名前・ 父称)

※あまり必要ないかもしれないけれど、もし聞かれたら、自分の氏名を言って最後に「父称はありません」”У меня нет очества”(ウミニャー ニェット オーチェストヴァ)と付け加える。書類やチケットなどに略してФИОと書かれていることもあり。

Поезд(ポーイェズド): 鉄道・列車

Платформа(プラットフォールマ): プラットフォーム

Вагон(ヴァゴーン): 車両

Плацкарт(プラッツカールト): 夜行列車の一番安いタイプ。個室になっていない。周りがいい人たちだと楽しい。

レトロな雰囲気(よく言えば)の車内。プラッツカールト。

Купе(クペー): 夜行列車の個室タイプで4人一組。プラッツカールトより寝心地はよいが、一緒になる人たちがハズレだとある意味プラッツカールトより居心地が悪い。

Люкс(リュクス): 夜行列車の個室タイプで2人一組。値段は張るが、一番設備もいいし、安心。私は乗ったことありません(笑)

Автобус(アフトーブス): バス(大型のバスのことを言うことが多い)

Бусик(ブシク): 小型バス(大型より速く移動できる。決まった時刻表がなく、人数が集まり次第出発することが多い)

 

チケット購入のためのフレーズ

Билет в 行き先 (ビリェット ヴ…) : ~行きのチケット(1枚)

Два билета в 行き先 (ドヴァー ビリェータ ヴ…) : ~行きのチケット2枚

例)
Пожалуйста, билет в Москву. (パジャールィスタ、ビリェット ヴ マスクヴー)
モスクワ行きのチケットをください。
 
Два билета в Петербург.(ドヴァー ビリェータ ヴ ピチルブールグ)
ペテルブルグ行きのチケットを2枚。
 

鉄道駅や長距離バスのターミナルでの注意点

カザフスタンの首都アスタナの長距離バスターミナル付近
 
鉄道や大きな長距離バスターミナルなどではしつこいタクシーの勧誘が待っていることがあるので要注意です。 見るからに外国人とわかると、すごい値段をふっかけてくることがあります。タクシーはタクシー乗り場から乗るのが賢明。
 
カザフスタンの場合、首都アスタナは空港付近は全く静か、鉄道&バスターミナル付近もさほどしつこい勧誘はないです。だから私はアスタナの空港を利用するほうが好きでした。
 
 
南部のアルマティの空港、鉄道駅付近は相当にしつこい人たちがいるので十分注意しましょう。大きな荷物を持っていると、荷物運びやが無理やり荷物を運んでお金を取ろうとしたり、ぼったくりタクシー運転手がずーっとしつこくついて来たりします。
 
こういうときは返事をせずに全く無視するか、ニェッ、スパシーバとだけ言ってわき目も降らず進むのがベスト。
 

道が分からない、どこに言ったらいいか分らない、というようなときは、同じく旅行者の比較的若くて英語もわかりそうな人のところに近づいて聞くのがベスト。あとはキオスクや売店の人に尋ねるのもいいかも。

タクシー運転手や変に助けようとする人は怪しいことがおおい。私は「警備員」と大きく書かれたジャンパーを着た人に「僕はこの駅の係員だから」みたいなこと言われて助けてもらい、まんまと騙されたことがあります(T_T)

 

市内バスやタクシーの利用

知っておきたい単語(カッコ内は発音)

Автобус(アフトーブス):バス(大型のことを指すことが多い)

Маршрутка(マルシュルートカ): 街中を特定のルートで周っている小型のバス。乗降者が少ないため大型よりスピード感がある。

Такси(タクシー): タクシー

Проездной(プライェズノイ): 乗り放題パス

Проезд(プライェズド): 運賃

※バスに乗るとコンドゥクトル(車掌さん?)が運賃を集めにくる。大型バスの場合は運賃を払う引き換えにチケットをくれるので降りるまで大事に持つ。時々チェックが入る。

 

市内バスのよくある乗り方

市内のバスは日本のバスのように、「危険ですので停車してからお立ちになり、下車してください。」みたいなことはない。自分の下車するバス停が次になったらあらかじめ出口付近に移動し、ドアが開き次第すぐに降りれるように準備をする。

ロシアもカザフスタンも大都市ではバスカードで運賃を払うシステムが導入されているが、地方都市になるとまだそのシステムがなく、Кондуктор(コンドゥクトル)という運賃集めの人がいて、お金を集めに来るというシステム。

 

Передайте проезд(ペレダーイチェ プライェズド): 「運賃を手渡してください」の意味。

※満員バスの場合は隣の人に運賃を渡して、コンドゥクトル(運賃を集めに来る人)または運転手まで手渡しする必要がある場合もあり。こういう言葉が聴こえたらペレダイチェと近くの人にお願いする。

Есть …バス停の名前? (イェスチ バス停の名前?): …下車の人はいますか?

※あまり下車する人が多くないバス停はあらかじめこのように車内で聞かれることがある。誰もいないとそのままそのバス停はスルーする。なので、自分のバス停についてこのように聞かれたら「ダー!」または「イェスチ!」とはっきり答えて降りることをアピールする

Сказите остановку …バス停の名前(スカジーチェ アスタノーフク バス停の名前): …のバス停を教えてください

※いつ降りたらいいか分からない場合は、コンドゥクトル(運賃を集めに来る人)または運転手にあらかじめこのように伝えて、バス停が近づいたときに教えてもらえるようにする。ただし忘れられることもあるので(オイオイ!)、自分で地図を確認するか、近くの人にも再度聞いたりするのが賢明。

Выходите?(ヴィホーヂチェ?): 次降りますか?

※混雑しているときには、降り口付近を下車する人のために空ける必要がある。自分の後ろの人や隣に座っている人にこのように聞かれたら、自分も降りる場合はダ、と言って降りる準備をする。自分は降りない場合はニェットと言って、通してあげる必要がある。

Остановитесь!(アスタナヴィーチェシ!): 止まってください!

※降りようと思っていたのにドアが閉まって発車しそうになったら、大きな声でアスタナヴィーチェシ!というと、多分もう一度止まって開けてくれる。

Помогите(パマギーチェ): 助けてください。

※重い荷物を降ろさないといけないときなどは近くの人にパマギーチェと言って、手伝ってもらう

 

 

タクシーのよくある乗り方

メーターが付いているようなタクシー会社が運営するものはいいが、個人タクシーの場合は「どこどこまでいくらですか?」とあらかじめ聞いて、合意した後に出発する。

Сколько стойт до …行き先(スコーリカ ストーイット ド 行き先): ~までいくらですか?

На этот адрес, пожалуйста(ナエータット アードレス、 パジャールィスタ): この住所にお願いします

 

 

カザフスタンのようなニッチな国に旅行する方はあまり多くないですが、今年(2017年)には首都アスタナで万博が開催されるため、日本からの旅行者も増えるかもしれませんね。「ついでに他の都市も見てみよう」なんていう旅心のある方はこの記事の単語が役に立つかも?

アスタナは急ピッチで開発が進んでおり、ものすごい派手で成金っぽくて圧倒される街(笑)になってきています。夜のイルミネーションは一見の価値ありです。

万博情報はこちら(英語): EXPO 2017

アジアのカザフスタンとヨーロッパのセルビア。どちらも日本人には好意的だが、住み心地は…

今日は「アジア系の顔」をした「日本人」の住み心地について、以前住んでいたカザフスタンと現在のセルビアでの違いを考えてみました。どちらも日本人が多くないニッチな国ですが、基本的には日本人に対して好意的な印象を持ってくれている人が多いです。

しかし、人種の構成も国の位置も全然違うので、住んでみると「アジア系の顔」をしていること、「日本人」であることに対する自分の立ち位置が違うような感じがします。

自分の中でのちょっとした違和感を理解すべく、こういう記事を書くことにしました。

カザフスタンでの日本人

カザフスタンの人口の約半分を占めるのがカザフ人。中部から北部ではロシア人その他の白人系の割合も高くなりますが、国としては中央アジアに位置します。主要民族はアジア系のカザフ人(カザフ民族)。そもそもカザフ人が日本人にかなり似ているモンゴル系で、それに加えて韓国人もたくさんいるため、街を歩いていても日本人だと思われることは一度もなかったです。

街中で現地の人の中に紛れ込めるというのが意外にも便利で、変に日本人だからと特別扱いされたり、危ない目に遭うような心配もなく街中を歩けたのは大きなメリット。

ただ、口を開いてからが問題。「変な訛りのあるロシア語を話す人だ」と違和感のある顔で見られることがよくありました^^;

しかし大抵の場合、自分が日本人だと言うと、相手の顔がパッと 明るくなり、「日本人に初めて会った!」「日本人がどうしてこんな国にいるの?」「日本人なのにロシア語上手ね」「日本人は勤勉だ。アジアの中であれほど経済的に成長し、素晴らしいテクノロジーを生み出している国はない」などと褒めてくれることが多かったので、一般の人々との対人関係が嫌になることはありませんでした。(初対面で一瞬起きる、相手の顔の曇りが何とも言えなかったですが笑)

ただ南部の大都市アルマティでは身に着けているもので日本人と分かられ、スリやぼったくりに遭う可能性が高いです。南部はメンタリティがだいぶ違うので旅行や仕事でアルマティに行く方は要注意。私もぼったくられました(涙)

 

また、カザフスタンにはかつて抑留者として、現地の都市の建設のための強制労働を課されていた日本人がおり、「劣悪な環境下での強制労働であるにもかかわらず、非常に質の良い仕事をしてくれた」という記憶が皆の中に残っている。実際、日本人が建てた家や道路は今も至る所にあり、質が高いので日本人が建てた家をあえて購入したがる人もいます。

 

カザフスタンでは【アジア系】という仲間意識があり、そのうえで日本人の勤勉さや真面目さを評価している、という感じでしょうか。

現地では「昔カザフ人と日本人は同じ民族だった。魚好きは日本へ渡り、肉好きは大陸に残った」なんていう言い伝えもあるようです。確かに顔が似ているので納得できるところもあります^^

ちなみに、カザフ料理はもちろん肉ばっかりですが、実はカザフスタンには寿司好きな人も多く(特にロシア人)、仲良くなった人には大抵お寿司(巻きずし)でおもてなしすると非常に喜ばれます。韓国人も多いためか、醤油の味付けも好きで、食文化という点でも共通するところがありますね。

 

セルビアでの日本人

街に出ればそこはヨーロッパ。アジア系は少数派で、大抵の場合、現地で商売をしている中国人であることが多いです。あとは韓国や中国からの旅行者、たまに日本からのバックパッカーという感じでしょうか。なので、どこに行くにしても外見だけで目立ってしまう感は否めません。

しかし、アジア系の顔だから嫌な思いをするのか、というとそんなことはありません。大抵の場合は、現地の人と同じように扱ってくれます。

何度か、裏通りを歩いていたときにアルバニア系かロマニー(ジプシー)の人たちが集まっており、私を見て「コンニチハ?コンニチハ?」と少しからかう感じで言って来たり、中国語風のイントネーションで「ウォ~イェチェンジェー」みたいな(特に意味のない)声を発するなどということがありましたが…。そんなのは無視です(笑)

私が思うには、セルビア人は外国人に対してオープンで偏りのない見方をする人が多く、その他の民族の中で時々、前述のようにアジア系をからかうような行為をする人たちがいる感じがします。歴史的にも、様々な人種や民族の中で抑圧されることもあったためでしょうか。「セルビア人は外国人に優しい」という感じが本当にします。

実際、難民がアフリカやシリア、アフガニスタンなどから流れてきたときも、セルビアでは周辺諸国で起こったような、難民に対するひどい扱いはなく、逆に食料や宿を提供したり、無料で使えるWIfiを用意してあげたりと親切でした。

セルビア人はアジア人だろうが何だろうが関係なく道を訪ねてくるし、スーパーに行けば「このパンの値段はどこに書いてあるのかしら?」と聞いてきたり、「普通」に接してくれます。そういうところがとても居心地が良い。

 

しかし食になるとこれは別で、日本の寿司という「生魚」を使った料理は「理解に苦しむ。とてもじゃないけど食べれない」といった感じ。セルビアは農業・酪農が発達しており、常に新鮮でおいしい野菜や肉、乳製品が食べれるため、その食文化に誇りを持っている感じがします。(誇って全然良いレベルなので文句は言わないですが)
魚が大好きという人も時々いますが、生魚が好きな人はかなり限定的。寿司屋もカザフスタンやロシアのようにしょっちゅう見かけることはないですね。日本の食文化は生理的に受け入れがたい部分があるようです^^;

 

セルビアの場合、【アジア系】は外見では目立つけど、それが原因で特別扱い(良い意味・悪い意味含めて)されることはあまりないと思います。言葉の面では、見た目からして外国人なのが丸わかりなので、たどたどしいセルビア語を使っても大らかに応対してくれます(笑)

日本人と分かれば、やはりカザフスタンと同じように「日本人は勤勉で素晴らしいテクノロジーを発明している」などと褒めてくれる。日本から経済的な援助もかなり受けているようで、そういうのもあって日本人に好意的なのかもしれません。

まとめ

ありがたいことに、これまで住んでいたカザフスタンでも、今滞在中のセルビアでも、人種差別的なことを経験したことはほどんどありません。ほぼゼロと言ってもいいくらいです。

ただ、カザフスタンは年々ナショナリズムが強くなってきており、現地に長年住んでいるロシア人も住み心地の悪さが原因でロシアやベラルーシその他の国へ移住しているのが現状。一般の人々とは仲良くなれても「この国では外国人は歓迎されない」と移民警察局でハッキリ言われたことがあるくらい、外国人への規制は厳しく、常に管理されている感じです。そういう意味では決して楽に住める場所ではなかったです。

セルビアもEU加盟を目標にいろんな面で規制を強化してきているところがあり、現地に7年住んでいるロシア人の話では、「ここ数年、色々厳しくなった」とのことですが、ビザの手続きをする移民警察局の人々の対応の仕方は「普通」だと思います。ビザの更新のたびにお金がとられるというデメリットはありますが、ある意味「正当にお金さえ払えば」住めるので、それはそれでありがたいことでもあります。

自分がちゃんとセルビア語を覚えて、アジア系の顔をしているということも忘れれば(笑)、現地の人と変わりない生活ができるだろうな、というのが今のところの感想。セルビア生活、なかなか気に入ってます^^ これから半年、一年と住んでいったらどうなるのか。それはその時また記事にしたいと思います。

気圧の変化が激しくない土地に引っ越したら体調が戻ったという話

2015年もあっという間に過ぎていきました。

年の前半は「今年はどんな年になるのだろう」「どこに住むのだろう」と思っていたのが、初夏に移住する目途が立ってからはめまぐるしく物事が動き、気が付いたらもう1年が終わろうとしています。

カザフスタンという気候の厳しい国から、ヨーロッパ南東部のセルビアに移住し、体調がかなり戻ってきたのが、今一番うれしいことだな~と思っています。ということで今日は、1年を振り返って大気圧というものがいかに体調を左右するのかということについて、私の体験を書いて2015年の終わりにしたいと思います。

低気圧が近づくと具合が悪くなるという話

台風など低気圧が近づいている時期に、気圧の変化で体調が悪くなる、という話はよく聞きます。

頭痛がしたり、何だかだるかったり。

なぜ低気圧になると体調が悪くなるのか、あるサイトに納得な説明がありました。以下、サイトから一部引用させていただきました。

気圧が低下すると大気からの圧力が低下し、体は膨張します。(大気から全身を抑えつけている力が弱まる、というイメージ)この膨張によって血管やリンパの流れが生む圧力(勢い)も低下する為、平時より血行不良を起こし体調不良となる。

引用元: 肩こりと低気圧 なぜ気圧が下がると体調不良になるのか

血の巡りが悪くなってそれが色々な体調不良に影響しているわけですね。

実はカザフスタンに住み始めてから、比較的早い時期に「この国にいると何だか朝起きれない」と思うことがよくありました。

でも、

  • 言語が違うからよけいに頭が疲れているのだろう
  • 寒暖の差が激しいから疲れが出るのだろう
  • 生活事情がよくないから無駄に体力を消耗しているのだろう

などと考えて、大気圧のことは一切頭にはありませんでした。

日本にいたころは、いつもエネルギッシュというタイプではなかったですが、特に病弱というわけでもなく、天気の悪い日に具合が悪いと感じることも特にありませんでした(多くの日本人の方がそうであるように、生活が忙しすぎて体調不良と言っていられない状況だったのかもしれません。)

が、カザフスタンに住んで合計3年半が過ぎたころからは特に、体調が悪化する一方で、毎月のように風邪をひいて一週間は必ず寝込み、風邪から回復しても非常に疲れやすく、家事をするだけで精一杯という状態になってしまいました。

婦人科系の病気も患うようになり、そこから体調回復のために色々な情報を集めるようになったのですが、そうこうしているうちに、一つ、「コイツが原因だ!」と思うことがあったんです。

 

そう、それが大気圧

 

カザフスタンは常時低気圧な国

カザフスタンは高地ではないのですが、大気圧が常時低いんですね。広大なステップ地帯にあるためか、バイコヌールでしょっちゅう大気圏に穴があけられているからか、わかりませんが。

天気予報で見てみると、私が住んでいたカラガンダという場所は
大体950hPaくらいが平均的です。1000hPaを超えることはほぼありません。

 

一例として今日の大気圧を見てみると・・・

カザフスタン、カラガンダの気圧

表記がММ Рт Ст (mmHgのロシア語表記)なのでhPaに換算しましたところ、955hPaくらいです。

955hPaといえば…日本だと台風が来るときに「大型の台風で中心気圧が950hPa・・・」みたいなニュースがありますよね。

つまりは、常時、台風があるときのような低気圧だということなんです。
(乾燥地帯なので天気はピカピカに晴れているときも多いですけど)

この数字を見た時、最初は目を疑ったのですが、何度hPaに換算してもやはり950hPaくらいしかない。

 

  • 朝起きれない
  • 昼間もだるく、フラフラする
  • しょっちゅう頭痛がする
  • 体力がないと感じる
  • すぐ疲れる

こういった症状から抜け出すことができないのは、

「ああ、この低気圧のせいなんだな」

と、納得。

 

ちょうどこのことに気付いたころ。知り合いのおばちゃんの家で、

「この土地は一日の中でも気圧がものすごい変化する。(壁にある気圧計を指して)この気圧計を見ていると、朝は左にあった針が昼には右いっぱいに振れてることもある。だから頭痛持ちが多いんだよ」

という話をされました。

本当にあの気圧計が壊れてなければ、基本的に低気圧で、さらに気圧の変化(振れ)も大きいということです。

カザフスタンは極度に気温差が激しく、強風で天気が変わりやすく、冬場はマイナス15~35度の外気温なのが普通。おまけに空気も水も悪い。それに加えて、大気圧の変化もひどい、となれば、やはり日本の暖かい関東地方で育った私には長く耐えられる場所ではなかったんですね。。

地元の人でも、体調が悪く病気がちな人が多かったので、そこで生まれ育ったとしてもやはり健康を保つのは大変な国だと思います。

 

セルビアに来て体調はどう変化したのか

2014年の11月末にセルビアに旅行したときに、久々にしっとりした心地よい空気を吸った気がしました。具合が悪い中、どうしてもカザフスタンの外に出たくていったのですが、滞在中は思いのほか体調もよく、ここに来れば少しは元気になるだろうなとは思っていました。

 

が、実際移住してきたて、こんなにすぐに体調がよくなるとは・・・意外や意外。

 

セルビアの大気圧は日本とほぼ同じです。
冬は日本の東京よりは寒いですが、天気予報を見ても大気圧は安定して大体1024hPaに近い感じで強風が吹くこともあまりありません。大陸性気候ではありますが、極端に気温差が激しかったり天気の移り変わりが激しいこともない。

例えば今日のベオグラードの気圧ですが

セルビアの気圧

1019hPaと、何とも安心感のある数字^^

 

到着後約1か月で感じた変化は

  • 朝自然と目覚められるようになった
  • 昼間は忙しく過ごせる
  • ちょっと疲れがたまっても半日休息すれば回復する
  • 色々やりたいことがある。意欲的に仕事ができる
  • 普通の30代の体力があると感じる

つまりは、ようやく普通の生活ができるようになったということです(笑)

 

もちろん、大気圧だけじゃなくて他にも気候のいろんな要因が関係していると思います。が、個人的には、カザフスタンで感じていた言いようのないダルさが低気圧のせいで、ここにきて気圧が普通になったから、怠くなくなったというのは筋が通っていると思います。

 

何はともあれ「健康であること」って本当にありがたいこと!

移住してきて、まだ生活が落ち着かないこともあり、言語の壁もあり、大変なことがないわけではないのですが、セルビアの温かい人たちに囲まれ、鮮度のよい食品と、普通の気候と大気圧のおかげで、2016年はもっとエネルギッシュに楽しくいろんなことに挑戦していきたいと思っています。

 

RuuSkiも2016年はコンテンツの充実化を図りたいと思いますので今後もまたよろしくお願いします!

exchange rage kazakh tenge to dollar

カザフスタン通貨テンゲが一日で対ドル23%急落!住民の怒りと失望と不安

こんにちは!久しぶりの投稿になります。この8月からは新たな仕事が始まったり、また9月に控えている移住の準備もあって色々バタバタしているところで、個人的には新たな生活に向けてフレッシュな気分で日々を過ごしていたのですが、今日、血の凍るようなニュースが飛び込んできました。

それが、タイトルにもある、カザフスタンの通貨の為替レート急落のニュース。

 

朝起きた時に日本語のニュースでカザフスタンの話が出ていたので、「へー珍しいね」と思ってちらっと読んでいたのですが、引用するとこんな感じのニュースでした。

カザフスタンは20日、同国通貨テンゲの為替レートのバンド廃止を発表した。同国は1年半前に実施した通貨切り下げ以来テンゲが最も大きく下げるのを容認していた。

同国のマシモフ首相は首都アスタナでの政府の会合で、同日から変動為替制度に移行することを明らかにした。

引用元の記事はこちら

 

うぅん・・・と、「テンゲが最も大きく下げるのを容認していた」って何だろう?

為替レートが固定制ではなく1USドルあたり180~220テンゲの間で緩やかに変動する(許容変動幅制)という風に変更になったばかりだったので、その話か?と思ったものの、ニュースは本日付け。よくわからない。

眠気眼だったのもあり、特に気にすることもなく日常の用を済ませて午前中を過ごしました。

そしてこのニュースの本当の意味を知ったのは、昼頃になってからです。

主人が部屋に入ってくるなり「また一つカザフスタンについての良くないニュースがある」と言って切り出したのが、この話。

なんと、為替が今日いきなり1ドル255テンゲになったと。

 

ちょうど昨夜、「緩やかに為替レートが変動するといいながら、ちょっと前までは1ドル185テンゲ弱だったのに、もう1ドル190テンゲ近くになっている。どこが緩やかなんだ!?」と主人と話していた矢先のニュースでしたので、これはもう大大大衝撃でした。

 

日本円も数年前の1ドル80円前後の円高時代と比べれば、今は40円も円安になっているわけで、海外在住者の身としてはあまりうれしくない状況ではありますが、それでも、この変化は数年かけて起きているわけです。

 

カザフスタンでは、去年(2014年)の初めに1ドル150テンゲが185テンゲに切り下げ。(その時の話はこちら

今年2015年、7月ごろ(たぶん)に「今後は、1ドル180~220テンゲ位で推移する」という発表があり、緩やかな事実上の切り下げ。

2015年8月20日、「今後は変動相場制になると発表。そして当日1ドル255テンゲに。」

こう見ると、たったの1年半で100テンゲも価値が下がってしまったということですよね!?

この過激な変動っぷりには、唖然とさせられました。

 

日本語でも少し詳しいニュースがありましたので引用します。

カザフスタンは20日、通貨テンゲを自由に変動させると発表した。中央アジア最大の原油輸出国であるカザフスタンは、中国やロシアなどの主要貿易相手国の通貨安に対応する。テンゲは同日の取引でドルに対し23%急落し、過去最大の下落率となった。

カザフスタンのマシモフ首相は首都アスタナでの政府の会合で、テンゲの変動相場制への即時移行を表明。これまで採用していた許容変動幅を廃止した。カザフスタン中央銀行のケリムベトフ総裁は、市場がテンゲ相場を決めると説明した上で、安定性が脅かされる場合には介入を実施すると述べた。

ブルームバーグのデータによれば、20日のテンゲ相場は1ドル=256.98テンゲと過去最低を更新。中国が先週、事実上の人民元切り下げに踏み切ったことで、中国の貿易相手国に対する自国通貨切り下げ圧力が高まっていた。

引用元の記事はこちら

 

実際にカザフスタンの主要銀行の一つであるKazkommerzbankのサイトを見てみると・・・

exchange rage kazakh tenge to dollar
http://www.kkb.kz/より

 

ほ、本当だ。1ドル254.01テンゲ。。。(その下の折れ線グラフをみていただければ、8/19までは188テンゲくらいだったのが分かると思います。)

 

上のニュースでは中国の人民元の通貨切り下げによる圧力があったとのことですが、実はロシアが去年ごろからルーブル安になっていて、対ロシアとの関係でも、いずれカザフテンゲの切り下げでレートが是正されるだろうという話は今年に入る前から出ていました。(ルーブル安をいいことにカザフスタンからロシアにショッピングツアーに出かける人が増えたくらいですから)

そんなわけで、今年に入ってから「春にさらなる通貨切り下げがある」「大統領選挙までは何とか保って、それが終わったらすぐ通貨切り下げをするに違いない」「1ドル200テンゲの時代が来る」などといった噂はあちこちから出回っていたので、ある意味では「ついに来たか」という感じです。

 

ただ最近のニュースでは、「今年いっぱいは大きな変動が起こらないよう全力を尽くす」というような政府関係者からの話も多かったため、何となく「まだ大丈夫だろう」という気持ちが多くの人にはあったような気がします。もし、こんなに大きな変動があると分かっていたら、あるだろうと予測できていたら、今ある現金はすべてドルに換えていたはずですから。

 

果たして変動相場制になって、ここ数週間で少しは相場が落ち着くのか、このまま1ドル250テンゲという恐ろしい事態が当たり前になっていってしまうのか、これからの動向が気になります。

これがいかにカザフスタンの住民にとって恐ろしい話かは、以前に通貨切り下げがあった時に書いたこちらの記事も読んでいただきたいのですが、USドルにかなり依存して経済が回っている以上、いずれにしてもこの為替変動がさらなる不況を招くことは必死でしょう。

 

すでに1年前の切り下げで人々の生活はかなり苦しくなっています。ドル建ての住宅ローンや車のローンなどを組んでいる人は超打撃ですし、ドルがこれだけ上がれば、食料品その他の物価が急騰するのも目に見えています。

すでに今年は不景気で、かつ税金は上がり、秋からこのあたりの主要産業の賃金が一斉20%カットになるという話があったりと、住民が生活の苦しさを感じている日々。これでさらに物価がまた上昇したら・・・。

どうなっちゃうんでしょうね。。本当に。

 

私たち夫婦も、9月のヨーロッパ方面への出発に向けて、できるだけドルやユーロに現金を換えるようにしてはいたのですが、ちょうど今日、ドル建ての口座にお金を入れようと思っていた矢先にこうなってしまったので、かなり残念です。

今まで18500テンゲで100ドルが買えていたのが、今日はもう25500テンゲ払わないと100ドルにならないわけですので。7000テンゲの差は結構な痛手です。

この国で生まれ育った主人も「こんなカザフスタンに見切りをつけるいい時だ。もう二度と戻ってこない決意で移住する」と気持ち新たにしたようです。

 

2016.1.3追記:

この後も、さらにテンゲは対ドル、対ユーロで下がり続けています。今日の為替レートを見てみると、1USドル=約345テンゲでした。。250テンゲで大騒ぎしていたころが懐かしい。。。っていう感じですね。カザフスタンにいる友人の話を聞くと、「物価が恐ろしく上昇した。」「食料品を買うだけで精いっぱい。」という話ばかりです。2016年は首都アスタナで万博があり、大きなイベントが控えていますが、今年はいったいどうなるのか。

カザフスタン唯一の世界遺産ホジャ・アフメッド・ヤサヴィー廟

世界第9位の土地面積を誇るカザフスタン共和国ですが、そんなだだっ広い土地の大半は何もないステップ地帯。唯一の世界遺産は南部のトゥルキスタンという小さな町にあります。カザフスタンに住んでいても「トゥルキスタン」と聞いて「ウズベキスタンや」「タジキスタン」などといった近隣国の中の一つだと勘違いする人が少なからずいるくらい、トゥルキスタンは注目されていない場所です。

実際に訪れた時も、ただ暑くて、一日に水道から水が出る時間帯が決まっているなど超不便な生活を強いられる場所、そしてこのホジャ・アフメッド・ヤサヴィー廟があること以外、特に印象的なことはない、普通の町でした^^;

ホジャ・アフメッド・ヤサヴィー廟はほんの数時間あればぐるっと見て回ることができます。周りはバラが植えられていたりして、なかなか綺麗に整えられていました。(中央アジアの世界遺産を見るならウズベキスタンのヒヴァやブハラに行ったほうが100倍面白いと思いますが・・・)

ちなみに、この廟の歴史的価値については、NHKのサイトに載っていましたのでよかったらご覧ください。

引用元:ホジャ・アフマド・ヤサウィ廟

Wikipediaの解説もなかなか詳しくていいです。

ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟

 

私が訪れた時はちょうどドームの部分の修復工事が行われていて本来のドームの美しさを見ることができなかったのが残念です。そんなカザフスタンの世界遺産を写真でご覧ください。

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カザフスタン最大の湖、バルハシ湖とその周辺

カザフスタンの地図を見ると、真ん中から少し右下のあたりに芋虫がくねってなったみたいな形の湖があります。それがバルハシ湖。(ロシア語ではБалхашと書きます。)

内陸国のカザフスタンでは、西側にあるカスピ海と消えつつあるアラル海をほかに「海」と呼べるものがありません。それでも夏、カーッと暑くなればやっぱり人間、水のあるところで遊んだり余暇を過ごしたいと思うもの。ここの人たちは海はなくても湖に泳ぎに行きます。

そしてその代表的な湖が、カザフスタン最大の湖であるバルハシ湖です。実際行ってみると海と思えるくらい大きい。向こう岸が見えない。つまり水平線が見えるってことなんです。(地平線はどこでも見れても、このカザフスタンでは水平線なんてめったに見れないので、ちょっと興奮します!)

 

湖だと風などによってせわしなく波がたつので、海のそばで育った私としては、海の波が砂浜に押し寄せるときのあのゆったりとしたリズムがノスタルジックで落ち着くな~という感じですが、晴れた日はとってもきれいな色で心が潤います。

そんなバルハシ湖では2mくらいもある、すんごい大きな魚(たぶんナマズ)が取れるんです。冬場は氷上での釣りもできますよ^^

 

ちなみにバルハシ湖の街は、ちかくに銅鉱山があって、その工場で街が成り立っています。バルハシに向かう道路から見える銅鉱山もなかなか迫力があります。(時々その工場からくるガスでスモッグになったり、環境的にはあまりいいとは実は言えないんですが。。。数日の休暇だったら人体には影響ないでしょう。)

 

そして、もう一つ、バルハシ湖からさほど遠くないところにある見どころ。ベクタウアタ(Бектау ата)とよばれる岩山。自然の岩が作る色々な造形が珍しく、一見する価値ありです。カザフスタンを車やバイクで縦断する計画などあったらぜひベクタウアタにも立ち寄ってみてください。

 

それでは、バルハシ湖とその周辺の見どころの写真をお楽しみください!

スケール感に圧倒されるカザフスタンの首都アスタナ

カザフスタンの首都、アスタナの写真を集めました。

アスタナは1997年に南部の主要都市アルマティから遷都された、若い首都です。新たに建設され、現在も建設が続いている新地区は日本人建築家、黒川紀章氏による案をもとにプランニングされています。

中心となる一直線のラインが強調され、かなり権力を主張するような都市デザインだなーという感じがします。とにかくカザフスタンは土地が余っているので、人間がちっぽけに見えるスケール感がすごいです。建築物もピカピカ、ギラギラしていて、まさにカザフ人好み^^; デザインの良し悪しはおいておいて、一度見てみる価値はあるとおもいます。

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カザフスタンでは、アスタナを誇りに思う人がいる一方で、見栄っ張り根性だと批判的な見方をする人もいます。外国人に見えるところだけ美しくしようと巨額のお金をつぎ込んで、国民の福祉には全然お金を回さないということに不満が募っているのは、一般的な現地の人の生活水準をみればしょうがないのかもしれません。

アスタナは2017年に万博の開催も迫っているので、そのための準備の急がれているところですが、今現在(2015年7月)の状況では、色々と計画の進行にかなりの困難が伴っている模様(ニュースなどでも時々この話題が出てくる)。

「あまり先を考えずにデッカイことを言っておいて、計画倒れする。でもあまりめげない」っていうのがカザフ人気質だったりするので「あーやっぱり・・・」という感じですが・・・無事に万博に間に合うといいですね。