ベオグラードに来てから1年3カ月たちました。セルビア語にもだいぶ慣れてきて、通常の暮らしにはさほど困らなくなったり、現地の人の会話が分かるようになってきたこの頃。

私たち夫婦はベオグラードの生活にはかなり満足しているほうで、今後もしばらくここに滞在し続けたいと思っていますが、慣れてきたからこそ見聞きするセルビアの良くないところも色々あります。

これまではベオグラードの生活の良い面を中心にブログに書いてきたので、今回はちょっとセルビアのマイナスな面に目を向けてみたいと思いました。

一般にセルビアの問題としてよく話題になるのは

  • 失業率の高さ:20%とも30%ともいわれる
  • わいろなどの不正
  • 公共サービス(医療その他)のレベル
  • 人々の怠惰

などですが、どれも以前住んでいたカザフスタンと比べると「まぁ問題なんだろうけど全然マシだよね」という感じになっちゃいます。話に聞くと結構「えぇ~」と思うようなこともあるのですが、まだこの国でさほど嫌な思いを自分が経験していないからか、今のところ上記のようなことはさほどストレスにはなっていません。

個人的に生活していて「これはちょっ辛いな」と思うことを考えてみて、パッと思いついたのは以下の3つでした。辛い度の低いものから順に書いていきます。笑

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セルビアで辛いこと第3位: 食後に甘いものをコーヒーやお茶なしで食べる習慣

セルビア人の家族が時々ご飯に呼んでくれることがあるのですが、大抵の家庭では以下のような順番で飲み物、食べ物がでてきます。

到着後

コーヒー、お茶、お水、ジュース、ラキヤ(バルカン半島の強いお酒)、アルコール類など、まずは何を飲みたいかと聞いてくれます。ここで大抵は食前酒としてラキアなどアルコールか、コーヒーを頂くことが多い。で、しばらくは飲み物だけでしゃべったりしていて、そのうちじゃあご飯にしましょうか。となる。

メインを頂く

サルマ(バルカン地方のロールキャベツ)やスープなどの食事がでてくることもあれば、スモークハムに塩味のマフィンのような軽食が出されることもある。お客さんがたくさんいるときは軽食風でソファに座っていても食べやすいものを出してくれることが多いような気がする。

食後

ここで最後に出てくるのが自家製の甘ーいケーキ、チョコ菓子、クリームたっぷりのクレープ(パラチンキという)など。日本人の感覚からすると相当に甘味が強い。大きなクリームたっぷりの甘いケーキやクレープをお茶もコーヒーもなしに食後に平らげるのは中々至難の業だったりする。

でもコーヒーは既に最初に飲んでいるため、ここでケーキと一緒にコーヒーやお茶が出てくることはない。

ここに住み始めて間もないころに一度だけお願いしたことがあって、「甘いものを食べるのにお茶かコーヒーを一緒にお願いできますか」と夫が頼んだら、かなりビックリされたことがある。(ロシア人の夫からしてもお茶なしに甘いものを食べるのはなかなかキツイらしい)。その時はとても美味しいタイムのハーブティを淹れてくれた。

頼めばお茶でもコーヒーでも淹れてくれるに違いないが、何だか自分たちだけのために毎回お願いするのは気が引けてしまう。

 

ただ、食事じゃなくてお茶に呼ばれるときは別で、コーヒーと甘いものを一緒に出してくれるのが普通。食事となると前述のような順番になるのが未だに不思議。

セルビア人のもてなしの心は素晴らしいと思うのだが、あの食後の甘いケーキはちょっと辛いと思ってしまう。

 

※セルビアでは、食べたくないときはハッキリ「ネ、フヴァラ」(No thanksの意味)と断っても基本大丈夫。失礼にはならない。でも雰囲気的にはやっぱり用意してくれたものは食べて「おいしいですね」と言ったほうが絶対にいい。

 

 

セルビアで辛いこと第2位:サマータイムが終わった後、11月~2月くらいまでの日暮れが早すぎ

この国は真冬でも朝6~7時には明るくなるようにタイムゾーンが設定されているのか、たまたまそうなのか知らないが、夏時間が10月後半に終わって1時間ずれると日の入りがぐっと早くなり、16時を過ぎるともう暗くなり始めてしまう。(時間がどっちにずれるか、ということを考え始めるといつも頭の中が混乱するのであえて書かないことにする。日本との時差で言うなら、夏は日本との差が7時間、冬場は8時間)

学生や仕事で朝6~7時台に家を出る人たちもいるので、そういう人たちのことを考えると確かに少しでも早く夜が明けたほうがいいよね、とは思うのだけれど、我が家の生活パターンにこの日暮れの早さは辛い。

これまで何度も朝型の生活に切り替えようと努力してきたのだが、大抵3日坊主で終わり。結局、夜型の生活を送っているため、朝はよほどのことがない限り7時などには起きない。大抵は8時~10時の間。

特に寒い冬場の朝、太陽も出ない曇りの日などは最悪で、朝10時になっても真夜中に起こされたような気分になる。ひどい眠気と闘いながらようやく起きてきて遅い朝食を取り、近くに買い物に行って家事や仕事をしていたら、「あれ?もう日が暮れちゃった???」と。

暗くなったころにアクティブになるような生活パターンはやっぱり好きではなく、毎日時間を無駄にしながら生きているような気がしてしまう。あれ、でもこれってセルビアがどうのっていうより夜型の自分たちの問題ですかね。。

でも辛い。春よ、早く来い。

 

 

セルビアで辛いこと第1位: 副流煙の被害は必至!な喫煙者の多さ

他の2つと比べたら比べ物にならないくらい困ってます。性別年齢関係なく喫煙者の多いこと。

私は色んな国を旅してきたけれど、ここまで煙草を吸っている人がそこら中にいる国はあまりなかったように思う。

歩きたばこも普通だし、セルビア人の大好きなカフェタイムももちろんタバコは欠かせない。カフェやレストランの分煙もさほど徹底されていないことが多いため、近くに座る人たちからの煙でカフェを出るころには髪の毛も服もたばこの匂いがまとわりつく

バス停で待っている人が5人いたら2人は絶対タバコ吸って待ってる感じ。

病院の前を通れば医師や看護師さんが病院の前で白衣姿でタバコを吸っているのを見かける。

知り合いから聞いた話では、少し前までは病院の中でもお医者さんがタバコを普通に吸っていたとか、妊婦さんが平気でタバコを吸っていることもあるとか。恐ろしすぎる!

 

あとは、子供と手をつないで歩いている母さんやおばあちゃんがタバコを吸っているのもよく見かけるのだが、明らかに子供に煙が回っており、あんな小さいころから副流煙をずっと吸わされているのが気の毒でならない。

明らかに経済苦で困っている人でもタバコだけは肌身離さず持っている姿を見るのもいたたまれない気持ちになる。経済的なストレスが大きすぎるのが原因なのか、たばこをやめられないから経済的にも苦しくなっているのか、何とも言えない感じだ。

自分が副流煙を吸いたくないというのもあるが、これほど喫煙者が多いのは何か社会に問題があるからに違いないという気分になってちょっと暗くなる。

最近は公共エリアでの禁煙や分煙をしっかりしたカフェが今後促進されていく兆しはあるようだが、本当に一刻も早く何とかしてほしい願っている。

 

 

 

というわけで書いてきましたが、書いてみて思ったのは、まぁそんなに「辛い!」っていうほど酷く辛いことではないなと。喫煙率の高さだけは本当に問題ですが、ロシア・カザフスタンのアル中の多さよりはマシかもしれません。

なんだかんだ、やっぱりここでの生活が好きなんだと思います。2017年もまたビザの更新がうまくいって滞在できますように!

ベオグラード中心部のホテル「モスクワ」のカフェ