ここ一週間、38度以上の熱と咳で夜もろくに寝れない風邪にやられていたのですが、ようやく回復してきました。

日本にいたころは風邪を引けば即、近くのクリニックに行って風邪薬をもらって2日で回復する、という、抗生物質にお世話になりまくりな生活を送っていましたが、そのツケが今になって回ってきている感じです。(「日本人は抗生物質漬けになっていて良くない」「風邪くらいで抗生物質は使うべきではない!」と言われているのは知っていても、日本の仕事を休めない生活パターンでは抗生物質にすがるくらいしか早く治す方法なんてない。ですよね??)

そんな自分も、効かない風邪薬しか売っていないこの土地では、風邪をひけば治るまで安静に、風邪に効くものを食べて飲んでひたすら寝る、という人間らしい(?)治し方をしていますが、風邪を引くと決まって「これを飲みなさい」「あれを食べるといい」などと、世話好きのロシアのおばちゃん、おばあちゃんが色々教えてくれます。

せっかく風邪を引いたので(笑)、今回はこれをネタに、風邪に効く食べ物・飲み物(ロシア編)をお届けしたいと思います!

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風邪のひき始め・風邪予防にはやはり・・・

寒いロシアでは当然、体の冷えが風邪の一番の原因だと考えられています。逆にいえば、体が冷えたなと思ったら、風邪を引かないように体を温めるものを飲むというのが風邪予防の基本。

じゃあロシアで体を温めてくれる飲み物って・・・と言えば、やっぱりあれですよ、あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、「ロシアと言えば・・・」に続く言葉トップ5には絶対入るであろうウォッカですね!

 

Wikipediaより引用:

ウォッカ(ロシア語: водка ヴォートカ;ポーランド語: wódka ヴートカ;ウクライナ語: горілка ホリールカ)は、ロシアやウクライナやエストニアなど東欧旧ソ連圏、スウェーデンやノルウェーなど北欧圏、ポーランドやスロヴァキアなど中欧圏で製造されている蒸留酒。日本の酒税法上はスピリッツに分類される。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とし、蒸留後、白樺の炭で濾過して作る。このため、エタノール成分を除けばほぼ無味無臭無色である。

 

日本だとモスコミュールなどのカクテルにして飲むことが多いですが、本場ロシアでは当然、ストレートでいくのが一般的。日本酒のように小さなグラスに入れてチビチビと飲むことが多いです。しかしアルコール度40%が普通のウォッカは、そこそこいい銘柄を選んでも消毒液のような臭いがするような気がしてしまい、私は未だあまり好きにはなれません。。

うちの主人は普段はあまりウォッカよりもワインとかのほうが好きですが、「なんか風邪っぽい」と思ったときはすぐ、ウォッカを飲んで寝るようにしています。なんでも、「ウォッカを飲むと血の巡りがすごくよくなって体が温まる」のだそうだ。

その他にも、

紅茶にコニャックを入れて飲む

(また酒かい!)

っていうレシピもあります。

 

とことん酒好きの多いロシアならではの、風邪予防のレシピ。「風邪予防だから」って、なかなかいい「飲む言い訳」になりますもんね・・・。

 

鼻がぐずつくと思ったら・・・玉ねぎの汁

日本でも風邪を引くとねぎをたくさん食べるとか、ねぎ入りのみそ汁を飲むのがいいとかって聞きますが、ロシアでは長ネギよりも玉ねぎが一般的。例えば、鼻がぐずつくなーと思ったら、

  1. 玉ねぎをみじん切りにする
  2. スプーンの裏などでつぶして汁を出す
  3. その汁とサラダ油を混ぜて鼻の奥に塗る

っていうような民間療法があります。鼻づまりが酷かったり、鼻の奥と喉の間が痛くてしょうがなかった時に試したことありますが、効果もまあまああったような気がします。ちなみにサラダ油を混ぜるのは、刺激が強すぎないように緩衝材の役目として混ぜるみたいです。

玉ねぎの使い方としては、他にも「玉ねぎを半分に切って枕のそばに置いて寝る 」っていう方法を効いたことがあります。試してみたこともあるんですが、鼻のつまりは一時的に楽になったような気がします。その代り、寝室が玉ねぎ臭~くなっちゃいます(笑)

 

咳が酷い時に。蜂蜜とバターと牛乳

今回の私の風邪は高熱+咳で、特に空咳が酷かったので、そんな様子を見かねたお祖母ちゃんが教えてくれたレシピ。温めた牛乳に蜂蜜とバター(適量)を加えて出来上がり!な簡単ドリンクです。そういえば、留学初年度に風邪ひいたときも同じレシピをロシア語の先生が教えてくれたような・・・。

ただし、ネットで情報を見ていたら乳製品は咳を悪化させるとの情報もありましたので、自己責任で・・・。私はもともと牛乳があまり好きじゃないので、試していません(苦笑)。(ごめんね、お祖母ちゃん)。。。 乳製品が好きなロシア人はこういうの、好んで飲みそうですが^^;

咳止め効果なら蜂蜜をそのまま食べる(ゆっくりと口の中で溶かしつつ飲む)ほうがいいような気がしました。

 

風邪を引いたときの定番ドリンク 蜂蜜+紅茶+レモン

これは別にロシアとかじゃなくても普通にあるレシピかと思いますが、風邪を引くたびにほぼ100%

Ты пиешь чай с лимоном с медом? 

(レモンとはちみつ入りの紅茶飲んでる?)

って必ず誰かに言われるので、一応挙げておきます。風邪を引いたときの超定番ドリンクっていうところですね。これは風邪予防の意味でも私も普段から飲んでいます。

 

ちなみに、ロシア人夫に蜂蜜入りのお茶を淹れてもらうと、口に含んだ瞬間

ウホッ!ゴホッ!!

ってなるくらい、めちゃめちゃ甘いお茶を入れてくれます。。。ロシア人は基本ものすごい甘党で、普段からお茶には砂糖を小さじ山盛り3杯くらいいれるのが標準なんでこうなっちゃうんですね。。私にはもはやお茶ではなく砂糖湯にしか思えない味です。。

 

高熱のときのロシアンティーはラズベリージャムで

小学生のころ、「ロシア人はジャムをお茶に入れて飲むんだよ」なんていう話を同級生から聞いて、何度か試したものの、あんまり美味しくなくて記憶から葬り去られたロシアンティー。

知っている人も多いと思いますが、ロシア人はジャムを直接紅茶に投入するのではなく、お茶のお供に別の器にジャムを入れてテーブルに出す、というのが本場の正しいロシアンティーになります。

しかもジャムは日本でイメージするのよりも、とろ~っと液体状で、フルーツも原形をとどめていることが多く、フルーツの砂糖煮と言う感じ。ロシア語ではВарение(ヴァレーニエ:「煮たもの」の意味)って言いますね。日本にあるようなジャムはロシア語でもやっぱりジャムといって、ヴァレーニエとは区別して使っています。

ヴァレーニエは、ラズベリーやイチゴなどのベリー類やアプリコットなどを、フルーツ1kgに対し1kgの砂糖で煮、冬場の保存食として瓶詰にしている家庭が多いですね。保存ということを考えてか、とにかくものすごい砂糖の量で、かなり甘い!(こうやって砂糖を大量に摂取するから太っちゃうんだよ・・・ロシア人の皆さん。と心の中で言いたくなります。)

そんなヴァレーニエですが、ベリー類には薬効もあるとされ、ロシア人の間では、特に高熱の時にはラズベリーのヴァレーニエを紅茶に入れて飲むとすごく良いと言われています。

ラズベリーのヴァレーニエはとっても美味しいので、砂糖摂取しまくりで体にいいのか悪いのか・・・と疑問に思いつつも、高熱の時くらいはいいか、と自分に甘く、甘い甘いラズベリーのヴァレーニエを紅茶に入れて飲んでます(笑)

 

 

うがいをするなら塩+重曹のコンビ

飲み物ではありませんが、ぬるま湯に重曹と塩を溶かしてうがいをすると良い、とあるロシア人の友達に教えてもらい、これは結構私も気に入っていて良くやっています。殺菌力が高まるような、そんな感じ?

 

 

足の冷えからくる風邪を撃退!辛子入りの足湯

冷えは万病の元と日本でも言われますが、特に冷えやすいところと言えば足先!つま先のツーンとした冷えはつらいだけでなく風邪や病気の原因にもなると言われ、足を冷やさないようにとよく私も注意されます(分厚いタイツを何枚も重ね履きしてるんですけどね・・・)。

冷え切った足を即効温めて体の血の巡りをよくする方法に、「辛子入りの足湯」があります。日本でよく見かけるチューブタイプの練りからしじゃなくて、粉末タイプの辛子を熱いお湯の中に投入し、足を温めます。ただし、「辛子」なので肌が弱い人はビリビリしちゃう可能性大。

辛子入りシップみたいなのも売っていて、一度友達の家でちょっと咳をしたら「風邪予防になるから!」といって背中に辛子入りのシップを無理やり貼られたこともありますが、数分後からすごいヒリヒリしてきて大変でした(苦笑)。

普通に塩とかで足湯をした方が いいかもしれません。

 

飲むだけじゃなかった!風邪のときのウォッカの使い方

ちょっとウォッカのネタに戻ってしまいますが、実はウォッカを飲む以外にも、結構いろんなところでウォッカは登場します。エタノール濃度が高いだけに「消毒」という役目を果たすことができるらしく、

  • のどが痛む場合はウォッカをのど周りに塗る
  • 体にできものができたらウォッカを塗る
  • 高熱が出たら全身にウォッカを塗る

など、具合の悪いところにウォッカを良く塗ります。高熱のときは体から熱をアルコール分と共に飛ばすためにウォッカを塗るのだそうだ。どこまでもウォッカと離れられないロシア人・・・。

 

 

最後に

というわけで、ロシアの民間療法の紹介(なんだか半分くらいウォッカの話になっちゃった?)でした。ちなみに、本当に効くかはかなり「???」なものもあるので、すべて自己責任でお願いします。なんて言ったって、ロシア人はつい最近まで「リンゴには鉄分がとてもたくさん含まれている」と口をそろえて言っていたくらいなので。。。日本人の私には「リンゴ=鉄分????」と疑問でいっぱいでしたが、ロシア人はリンゴを切った後に茶色く酸化するのをみて「鉄分がたくさんある」と思っていたみたいです。(最近テレビで実は鉄分は多くないと報道されてようやく理解が進んだ模様)

大事なのは栄養のあるものを食べて、しっかり休む!これに尽きますね。