こんにちは。今年もやってきました。

長くて寒くてビュービュー風が吹く厳しい冬。。。

 

こういう↓写真を親族や友達に見せると「わ~綺麗!!」と言ってくれるのですが、

カザフスタンの冬景色

 

「わ~綺麗!!」と喜んでいるうちに終わってくれないのがカザフスタンの長い長い冬。

 

今年は早くも10月末に雪が降り、冬が始まってしまいました。ここ数週間はマイナス15度まで下がったかと思えば次の日はまた気温がプラスになったりしていたのですが、11月半ばを過ぎた今、とうとうプラスの気温は春までおさらばの時が到来したようです。

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実は、個人的には気温プラス3度よりもマイナス5度のほうがよかったりします。というのは、この街、道路の舗装がぜんぜんなってなくて、雪がとけると路がドロドロ、ブーツの底にべったりと泥がついてしまうからなんです。。

雪解けの季節の写真はこんな↓

カザフスタンの雪解け

 

冬直前の時期と春先の雪解けの時期は、毎日家にもどるとバケツに水を汲んでブーツや靴の泥をひたすら落とすという超面倒な作業が待っています。。

 

まだカザフスタンという国の存在さえ知らなかった頃に「ロシア人は靴を洗うんだよね」という話をどこかで読んだか聞いたかしたのですが、靴を洗うのはお洒落だからとかきれい好きだからとかじゃなくて

靴が泥だらけになっちゃうから

だからだということが、現地に行って納得しました。

 

マイナス5度なら雪が解けないので、白い雪道をブーツを汚すことなく歩けるし、着込めば寒くもないので私はこれくらいの気温が好きだったりします。街も雪で白化粧されてきれいですし^^;

 

が、それだけで終わらないのがカザフスタンの冬。

この土地の本当にこの寒さには体がやられます。

 

カザフスタンは土地面積が大きい国(世界第9位)なので、カザフスタンといっても南部や西部の冬は比較的暖かく、中部~北部・東部は寒さが厳しいです。

私の住むカラガンダは中部のなかの北寄りに位置しており、冬場は一番寒いときでマイナス40度になります。

マイナス40度っていってもあまりどんな寒さなのか想像つかないかと思いますが、日本だとマグロの冷凍庫がマイナス40度って聞いたことがありますね。

具体的にどんな感じかというと

  • 吐く息がマフラーや帽子の周りで凍る
  • まつ毛も凍る
  • 鼻毛が凍って鼻で息をするたびにパコパコいう
  • 口から息を吸うとむせる
  • 外気に直接触れる顔がびりびり痛む
  • ありったけ着込んでも骨まで冷えて体が痛む

↓↓↓

家に帰ると30分は脱力して動けない

脱力
PublicDomainPictures / Pixabay

という状態になります。

 

暖かい関東地方から移動した日本人としては、5分外にいるだけで生命の危機を感じるほどの厳しい寒さです。

とはいえ、マイナス40度というのは本当に寒い日で、年に3~4日あるかないか。

 

普段は夕方~夜中にかけてマイナス25~35度、昼間はマイナス15度~25度くらいです。

それでも十分寒いですけど。。

カラガンダの寒さは気温が低いということより、風が強いということのほうが特徴的で、この風のせいで体感温度がぐっと下がってしまうことが厳しさの原因ともいわれています。

実際マイナス30度の日でも、風がなければ外を歩くのもつらくないのですが、マイナス20度でも風がビュービュー吹いていると頭から体まで寒さが帽子や服から入り込んでくるのでつらい。

南部から引っ越してきた友人も「この風には何年住んでも体が慣れない」とぼやいていました。

 

この土地では、かつて日本人を含めて多くの抑留者が強制労働で厳しい寒さの中、道路や建物の建設を行っていました。

現在も街のあちらこちらに日本人が建てた住宅が残っているのですが、この寒さの中、ろくな食事もなく強制労働に就くというのがいかに大変だったか。

 

抑留者が都市を建設していたころや、近年だとソ連崩壊後、この寒さの中暖房も暖炉もない状態で人々が暮らしていたということを思うと、ここの生活の厳しさをあらためて感じてしまいます。

 

今はアパートには集中暖房が入っていて、冬になれば大抵の家の中は日本より暖かいのでありがたいと思わなければ。。今年の冬はどうなるかな。。

カザフスタン 冬のアパート